タグ： 都市伝説課 HO1

「浮舟」・・・源氏物語から。 おっとりとした見た目と雰囲気に反して、自分の身の上にも相手の身の上にも関心がなく、目の前の物事に耽溺する刹那主義。 これは自分が孤児であり、人となりの根拠となる「過去」を持たないため。 自分がどこにも根付くことがない分、誰かからの特別な感情を期待することもない。来るもの拒まず去る者は追わない性格。(精神的にも性的な意味でも。) 決まった教育機関による教育を受けずに(一応都市伝説課の課員たちにより人並みの知識と常識は教えられている。)非常にのびのびと育ったため、たまに世間の感覚とずれたことを言いだしたりする。 その当時名付け親が源氏物語にはまっており、そこから「浮舟」と名付けられたが、 頼りなく居場所もなく浮かぶ船とはまさに自分のようだ、と思っている。 ただしそこに特筆すべき感情はない。事実として「そうだ」と受け入れているだけ。 【都市伝説課　HO1】 怪異や非日常に慣れ切った浮舟が最初にHO2を気にかけたのもほんの気まぐれだった。しかしほんとうにたまたま、独りぼっちの彼と孤児であった自分と重ねてしまったために彼の遺体を見たときにちいさな「情」が湧いてしまった。 自分が他人に対して「生きていてほしかった」という執着にも近い願いを抱いたことに動揺し、その感情を持て余しつつも、後輩として配属された彼を見守っている(本人の感覚的には「観察している」が近い)。ある意味唯一「対個人として関心を持っている存在」である。※精神分析は彼を観察するためのもので、単なる興味である。 「ようこそ！冥々市役所都市伝説課へ！」HO1 END1 「数面」END１　生還

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