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花冷えに亡く季節 / HO2 - 花
ID:3984228
MD:7bb0a776b2d02f9b2a7afc6dc270e963
花冷えに亡く季節 / HO2 - 花
タグ:
かつどんの探索者
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生まれ・能力値
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CON
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20
21
その他増加分
一時的増減
現在値
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CON
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APP
SIZ
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初期
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アイ
デア
幸運
知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
表示
初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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通常表示
<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
非表示
簡易表示
通常表示
<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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通常表示
<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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簡易表示
通常表示
<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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通常表示
所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
▌ヒガン ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 女|16歳|花冷えに亡く季節 HO『花』 基本ルールブック<トライブ・メンバー>参照 長い黒髪に目の覚めるような青色の瞳の、中性的な少女。心臓のあたりに大輪の彼岸花がひとつと、全身の皮膚に走るひびわれから咲く小さな花、脈打つように皮膚の下を走る茎、ところどころぼこぼこと隆起する球根のような凹凸さえなければ素直に美しい子供である。 儚い見た目に反して中身はほぼガキ大将でチンピラ。一人称は「俺」で、時々「あたし」と言ったりもするが話し方はさばけた男のようなもの。スカートなのに常に足を開いて座るしあぐらをかくし流木をバットに見立てて野球するし木の枝をくわえてたりする。ドカベン? 咲いている花は彼岸花、朝顔、鈴蘭、蓮華躑躅など、毒性のあるものばかり。 「俺はヒガン。あんたは?」 「気を使ってくれなくても大丈夫だぜ。この妙な花どもさえなければ健康そのものなんだ」 「オイ!!!!次はカーブで投げっからな!!!!!」 「あたしは悲観主義者は嫌いでね。あんたみたいなやつに会えてよかったよ。病気が何だってんだ、今生きてるだけで丸儲けじゃんか。ね?」 「綺麗だって? あっはは! ありがとな。知ってる!」 ▌特徴表 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 25:鋭い洞察力|<目星>+30% 56:異物への耐性|POT対抗+20% ▌生い立ち ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日本のとある旧弊な村に生まれる。父親は村長のせがれ、母親は都会から嫁いできた若い女だった。村外で身ごもられたヒガンは村に越してきて数か月後に村内で生まれた。母親は最初こそ田舎暮らしを肯定的にとらえ引っ越しにも異を唱えなかったが、村内に漂う排他的なムード、旧時代の価値観の押し付けに辟易しさっさと村を出ていった。その際ヒガンの親権について争ったが、村民は「村内で生まれた子供を村外に出すと祟りがある」などと母親を徹底的に退け、一刻も早く村との関わりを断ちたかった母親は「いずれきっと迎えに来る」と残して村を去った。気の弱い父親はかねてから父である村長と折り合いが悪く、妻との一件でより深まった溝は彼の精神を蝕み、やがてヒガンが物心つく頃に病床に伏した彼は、ほどなくして亡くなった。 以降、すくすくと育ったヒガンは一部の村民からは「村外の女の子供」と遠巻きに見られていたものの、美しい容姿も相まってどこか憧憬の目で見られるようになった。クォーターの母親から受け継いだ青い目がとくに彼らを魅了した。 子供の少ない村の中で特別仲良くなった男の子と女の子がいた。少年・朝はヒガンの父の年の離れた弟で、少女・鈴は隣の家に住む少し気の弱い子供だった。もとより楽観的で快活、さばけた性格のヒガンは、男の子の遊びも女の子のおしゃれもどちらも同じくらいに楽しんだ。三人はいつも一緒で、村の近くの祠を探索したり、三人でなんとか野球をしてみたり、近くの小さな滝に飛び込んで遊んだり、花冠を編んで遊んだりと、娯楽のない村で三人寄り合って日々幸せに育った。 そう、この村の墓地には彼岸花が咲いていた。年中だ。もとより墓地に咲く彼岸花とは、土竜などの害獣が墓地を荒らすのを防ぐために人為的に植えられた毒花だった。いつごろからその風習が始まったのかは知られていないが、とくに手入れをせずとも季節を問わず咲き誇る彼岸花を村民は美しく思う反面、気味の悪い死の象徴として扱った。「わるいことをするとお彼岸さん(墓地)に連れていくよ」、とはこの村でこどもを脅すときの常套句だった。 月日は流れ、10歳を超えたころだった。ますます美しく育ったヒガンは村の若い娘たちの羨望の的となった。相も変わらず野球に明け暮れ女っ気のないヒガンを、大人たちは呆れながらも見守っていた。 しかしある日を境に、ヒガンは外に出ることを控え始めた。朝や鈴の家に勝手に泊まり込む日以外は村長の屋敷の離れを使っていた彼女は、離れにこもりがちになり、周囲の大人が何を訪ねようとも「変な草食って腹下しただけ」と適当な返事ばかりをしていた。朝も鈴も毎日顔を出したが、それでも彼女は外に出ようとしなかった。 村長が言った。「朝のやつはあいつに気があるようだった。よもや朝の子を身ごもったのではないか」。 かねてからよそ者の娘に心証のよくなかった大人たちは、村長の言葉にうなずいた。きっとそうに違いない。ヒガンの父親が死んだ今、後継人は朝のみである。朝までもよそ者に毒されたのではたまったものではない。もし身ごもっていたのなら、その赤子の処遇を考えなければいけないとまで話は進んだ。 何も知らないヒガンが眠っていたある夜、数人の大人が離れに忍び込んでヒガンを叩き起こした。当然心当たりのあるはずもないヒガンは笑って否定したが、服を脱いで見せろと言われると断固として拒んだ。 怪しんだ大人が無理やりに彼女の服を剥いだところ、胸のあたりから地獄花が咲いていた。 誰かが「死んだせがれの、お彼岸さんの呪いだ」と言った。 その日からヒガンの立場は一転して地の底に落ちた。呪いの内容を触れ回っては障りがあると危惧した村人たちには「あいつは朝と姦通した」と謂れのないうわさを立てられ、離れから出ることを禁じられた。ヒガンは最初の内こそ受けた仕打ちに愕然としたものの、要はこの花さえなくなればいいのだと、花弁をむしって日がな一日を過ごした。しかしいくら茎に傷をつけても花が枯れることはなく、むしろ花茎は全身を蝕むように根を張り始めた。ヒガンは、朝と鈴さえ味方でいてくれるならそれでよかった。 ある日の真夜中、監視の目をかいくぐって鈴がひとり離れに会いに来た。窓越しに名前を呼ばれて駆け付ければ、彼女は涙ながらに「はやく逃げよう」「朝が村長を説得したけどだめだった、あの人はあなたを忌み子だって、山に捨てようとしている」「もうここにはいられないよ」と語った。言われるがまま、ヒガンは窓を外して、村のずっと外れまで走った。いつでも逃げようと思えば逃げられた。ただ、泣き虫の鈴を置いて逃げることがどうにも心残りだった。 村のはずれ、誰も近寄りたがらない墓地のあたりまで走ってきたところで一度足を止めた。彼岸花は夜であってなお赤々と、ヒガンと鈴を囲んだ。「朝は夜明けまでには荷物をまとめてきてくれるはず」「わたしのありったけのお金も鈴に預けてあるから、せめて隣村の駅まで歩ければ汽車に乗っていけるよ」「ずっと遠いところには、サナトリウムっていうのがあるんだって」「あなたの病気もそこで治ったらいいね」「朝が来るまで、ここで待っていよう」。泣きそうなのを必死に押し殺して、励ますようにそう話す彼女を、ヒガンはつい抱きしめてしまった。 ずっとヒガンは鈴のことが好きだった。それが友情なのか、あるいは恋人としての情念なのかは自分にもわかっていなかった。しかし確かに、朝に抱くほがらかで裏のない親愛以上にねばついた何かを伴ったそれを捨てることについて、ヒガンはずっと機を失っていた。キスでもしたらわかるかな。ずっと昔に父がしてくれた母との出会いの話を思い出した。 間が悪かった。どさりと荷物の落ちる音がして、はっと視線をやれば朝が鬼のような顔をして立っていた。 「やっぱり!」 彼はそう叫んだ。何が「やっぱり」だったのかは、未だにわからない。 朝はヒガンを声を上げて詰った。ヒガンとのことで根も葉もないうわさを立てられて、朝は色ごとの話題を心底嫌っていた。そんなんじゃない、ずっと三人で親友をやってきたのに、ヒガンのことをそんなふうに思ったことなんてない。言い聞かせるようにそう唱えてきたのに、ヒガンは鈴と、ドラマで見た”恋人のハグ”をしている。まだ幼い朝がヒガンを必要以上に罵倒したことを、幼さゆえだと割り切ることができないくらいにはまだヒガンも同様に幼かった。 「荷物と金ならやるから出ていけ」。そう言われて、村を去った。鈴はずっと泣いていて、朝もそうだった。ヒガンだけが困ったように笑っていた。 以降本名は捨て、お彼岸さんから名を取って「ヒガン」と名乗っている。 :ヒガン https://youtu.be/TIokmMRp8OM :春嵐 https://youtu.be/pUH9vCsvq08
※
歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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