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久遠 刻瀬(ｸｵﾝ ﾄｷｾ)/メアリー 超心理学者。超心理学は，いわゆる「超能力」というような，「通常の物理学では説明のつかないような，人間が発揮する能力」を研究対象にする学問。そんなオカルト関連を化学の裏付けを持って確信したい、手に入れたいという意思を持ったのは、医学や化学では倫理や発展方向の相違から自分の目標は達成できないと感じたからである。超心理学の中では若くしてとても有名な学者であり、本の売れ行きや大学での講義など、収入は良い方である。お金は仕送りと生活費、研究費に当てている。家族関係は祖母、祖父と母親のみであり、仲はいいが少し隔たりがある。「シングルマザーで手のかからない良い子に育ってしまった」と心配しており、よく電話をしてくる。母親はかつて赤を基調とした貴族の家から出て生きた少女の末裔であるらしく、メアリーの色弱が発覚する前に一度だけ「赤は素敵な色なのに勿体ない」と口にしたことがあった。父親は行方不明で、生きているのかもわからない。異国の血は先祖と父親のものであるらしい。母親は今でも時々父との思い出を話し、刻瀬がペンネームや学者名として名乗るメアリーは父の国とメアリーの部屋に準拠してつけたもの。 メアリーは生まれた時から赤を知らない。自分を女手一つで育ててくれた母親が赤色を好きだったという理由から、ずっと赤という色を特別に思っているが、第１色盲であるため赤を認識出来ない。 母親は色盲が判明すると、気を遣って目に入らんないようにしてくれていたが、ある日、箪笥の中から、赤いリボンを見つけてしまう。メアリーはレシートの日付やラッピングから出産前に将来自分に渡そうと購入していたものであることを悟ってしまう。ただでさえ大変な母親に気遣わせてしまった、赤いランドセルを背負うことも、赤いリボンで髪を結んでもらうことも出来なかったなどの積み重ねで、母親が好きな赤を好きでいると同時に赤を見ることのできない自分にやるせなさを感じており、赤がない世界に行きたいと思うほどに赤に執着している。そのコンプレックスは隔たりを産み、母と自分は本当の意味ではきっと分かり合えないのだろうとふと思った。 一時は宇宙飛行士になって赤がない世界である宇宙に行き、宇宙人の存在や地球の神秘、謎を解明することを目指していたが、色弱(第１色盲)である為に断念した。それでも諦めきれず、何もかもを"普通に"見渡す力を欲し、オカルトスポットや自称超能力者を転々としながら探し求め研究を進めている。 小柄で体力はないが頭の回転と諦めの悪さは一級品。基本白い服を着ており、赤は絶対に身につけない。母親が心配そうな顔をするからである。本人は完璧に赤を排除したと思っているが、彼女の特徴的なアースアイには瞳孔の淵に燃えるような赤がある。ベースが青であるため青い目と形容されることが多く、赤い縁をわざわざ指摘する人もいない為本人は気づいていない。赤が似合う女の子であろうと髪を伸ばしているが、まだ自ら赤を見に纏うほどの勇気は持てていない。赤が見えないことへの言い訳をしたくて青いサングラス(目星-5)をかけている。取材の時やきちんと周りを見たい時、真剣な時ははずす。 前世() ◎特徴表　 2-10 前職　色盲を治そうと医学に傾倒していた。EDU×3を医学に振る。 3-1 天気予報士　外を見て〈アイデア〉ロールの成功で短い時間[1d6＋1時間]の天気が正確に予想できる。降水確率、風の向き・強さ、嵐の時間帯、落雷しやすい場所なども予測可能。

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