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残念ながら今月の12位は双子座のあなた！共通の知人からそれぞれの相手について相談されて板挟みになりそう…。 そんなあなたのラッキーアイテムは『双頭の赤ベコ』！それぞれの話を頷きながら聞けば角が立たず、和やかに会話ができるわよ！ 相談内容で困った時は他の人の力も借りると吉！アタシに相談してくれてもいいのよ！アナタの力になるわー！！ ―ある日の「ラッキー☆うらべ」の投稿より― まだまだ駆け出しの占い師。 得意な占いは西洋占星術(星座占い)。占いの内容がどんなに悪いものでも前向きな解釈をして客を励ますスタイルから、少ないながらも常連客を獲得している。高校を卒業した直後から占い師として活動しているが占い関係の収入だけでは生活が苦しく、日雇いで肉体労働をしているため筋力が高い。占いの客が性別の違いから相談内容を遠慮していると感じ、女性的な言動を身につけるため数年前からオカマバー『オばけ屋敷』でアルバイトもしている。ボロを出さないように日頃から女性的な言動をしていたが、思ったよりしっくりきたためそれがデフォルトになった。バーのオネエ様達には可愛がられており、人生経験豊富な彼女(?)らを尊敬している。しかし性自認は男性のため「ファッションオネエ」を自称している。感情が高ぶったり焦ったりすると男性的な言動が出てしまう時がある。 占いの宣伝としてSNS上で毎月の星座占いを掲載している。それに大真面目に選んだラッキーアイテムを紹介しているが、その独特の物品から”＃うらべのラッキーアイテムチャレンジ”なるものが流行り複雑な気持ちを抱いた。最近それが雑誌関係者の目に留まり占いコーナーを持つことができたため、複雑な気持ちはすっぱり忘れて喜んでいる。 明るく前向きで楽観的な性格。そして話し好きで難しいことを考えるのは苦手なお人好し。占い師になったのは、彼にしては珍しく自分の進路で悩んでいる時に出会った占い師に親身になってもらい、悩んでいる人の力になれる存在に憧れたため。占いは人の悩みを解決へと導く指針を示すための一手段だと考えており、自身が行う占いの種類に拘りはなく占星術以外も勉強しようとしている。そのため基本的に悩みがない自身のことは占わない。絵柄が気に入って最近購入したタロットカードを持ち歩いているが、まだカードの意味は覚えられていない。 こっくりさんや妖怪くだん等の占いに関係する伝承が自身の占いの幅を広げられると思い、暇を見つけてはそれらについて調べている。「火のない所に煙は立たぬって言うしねぇ…、こういうのも芸の肥やしって言うのかしら。アタシはゲイじゃないけどねー！」 客の悩みを聞き出す一助になると思い、向き合う人をよく観察する癖がついている。「アナタ化粧で隠してるけどクマすごいじゃなーい！このハーブティー持っていきなさいな、よーく眠れるから！」 人生経験の少なさを痛感しており、『オばけ屋敷』で働いている時は店内の会話に耳をそばだてて色々な話を聴いている。「人生人それぞれよねぇ…。」 最近、『オばけ屋敷』に恐らく付き合いでやってきただろう大学教授を半ば無理矢理占った。「アナタの求めるものは、何度も諦めたくなるような困難の先にあるかもしれないわね…。諦めない粘り強さと、空振ったからといって落胆しない大きな心が必要よ。ラッキーアイテムは『空豆の納豆』といったところかしら！…あらやだ、イケメンって変な顔しててもイケメンなのね！眼福だわー！」 【おかえりなさい】生還。 昼間は占いの店舗として借りている「オばけ屋敷」から帰宅した際、眩暈と倦怠感を感じると見知らぬアパートの1室におり、同じ境遇の3名(医師の紫竹明、ネットショップ経営者の小紫賀花壇、天文学者のクリス・ハモンド)と謎の街を歩き回った。 置かれた状況の異常さに初めこそ混乱していたが、考えても分からないことは考えてもしょうがないわね！と早々に開き直って普段通りの言動をし始める。 アパートの一室にいた妊婦の「坊や」という発言から迷子になっている子どもがいるかもしれないと考え、公園と小学校で出会った少年を気にかけるが既に死亡して幽霊となっていることを知り黙祷を捧げた。その後出会ったシルエットだけの泣いている子どもが妊婦のお腹にいた赤ちゃんの幽霊であることを悟り(地縛霊の情報から、自身の腕力でも動かせなかった妊婦が地縛霊であることに気がついていた)、お母さんの元へ送り届けようと考えて遺骨と共に連れ出す。少しでも良い思い出を作ってあげようとその後訪れた駄菓子屋では努めて明るく振る舞い、雰囲気だけでも楽しんでもらおうとグルグルキャンディーを持たせた。 開かれた門に入った後、光の中で再会できた家族の姿に涙する。そしてそのままの状態で帰宅して両親から心配されるも「とっても良いものを見せてもらったのよ！」と泣きながら笑うだろう。その後行方不明だった家族の遺体が抱き合った状態で発見されたというニュースを見て号泣したことは、想像に難くない。

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