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特徴：行方不明の家族／素早い ｢はぁーあ、もーやってらんねーっての｣ （体力はあるが筋肉がつかない体質） 何の取り柄もなく、学業の成績も芳しくなく、進路に迷っていた矢先に家族が行方不明になった。 行方不明の家族をなんとかして探さなければと慌てて駆け込んだ先の探偵事務所。しかし依頼するための金がない。 探偵は、依頼料がないならここで働いて稼いだら良い、と言った。 それでいいのであればと高校卒業後すぐに助手として勤め始めた。 しかし、この探偵はとにかく人使いが荒かった。本当に探してくれるのだろうか？助手として仕事ぶりを見るに、腕が悪いわけではないようなのだが…。 そういえば随分と休暇をもらっていない気がする。仕事とはこういうものなんだろうか。 この探偵、外面は良いのだが、従業員である自分へのモラハラパワハラがナチュラルに酷い。毎日毎日無茶ぶりばかりだ。 法律を学ぼうとすれば「どうせ理解できないんだ、必要ない。」「お前は経理をやってればいい。」「事務所の片づけぐらいしか能がないんだからしっかりやってくれ。」などと言われ、雑務だと判断した仕事はすべて押し付けられる。当然のように依頼達成の報酬は自分には入らない。 なんだかんだと費用で引かれている自分の給与を見るに違和感はある。しかしこれが妥当なのか不当であるのかを言えるだけの知識が足りない。 バカであることを呪いながら、ようやく溜まった依頼料を手に「家族の捜索依頼」をした。 探偵の言葉はこうだ「そうか、溜まったのか。分かった。請け負おう。しかし、下積みもしたことだし、そろそろお前自身、自分で探せるんじゃないか？もちろん俺も捜すが、長期の依頼になるからな。お前自身でも探そうとしたらいい。とりあえず数日の休暇は出してやるから、やってみろ」 何かがぷっつりと切れた気がした。気が付けば　出された休暇を使ってただの旅行を計画していた。 ----------------------- ★７７３通過 ----------------------- 雇用主の不正等を訴え、別の探偵に依頼しなおす。

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