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　UGNの某市支部長を任されている女性。怜悧な目鼻立ちで黒髪のロングヘアー。 高校生の頃から支部長業務を熟していて、支部長としての責任感が強い。 多彩かつ良質な武器・防具を作り出すことから、一部界隈では鍛冶神[ヘパイストス]と呼ばれている。 　任務では、その名高い兵装を自ら身に纏いながら前線で盾となって戦う。 戦闘中は特に戦う力に長けていない者を気にかけ、彼らが少しでも前に出る事を嫌う節がある。 「前に出るのは私の仕事だ」「私は先頭で君たちを導く"灯"なのだからな」が戦時の彼女の口癖である。 その何でも一人で背負い込む立ち振る舞いから、自らの価値に不安を持つ部下が多い。 (以下、ちょっとした裏設定。GMだけ見てください) 　5年前、任務中に弟の按司 卯乃[アジ ウナイ]を失っている。 卯乃はお調子者のムードメーカーで、青地のマントを纏っては 「この外套を背負って、俺が皆の街灯になる！……なんちゃって」 と常日頃からお道化ていて、その姿が支部に勤める者たちの癒しであった。 　当時の詠理は、作り出す兵装を他人に分け与えて後方から指揮をする戦法を取っていて、前線の要は専ら卯乃が担っていた。 しかし、任務中に敵方のFHによる決死の自爆攻撃を一人で防ぐため、卯乃が犠牲となってしまう。 卯乃の死体は敵の攻撃によってほぼ蒸発してしまったが、背中のマントだけは燃え尽きずにその場に残った。 　その日から、詠理は他人に兵装を与える事を拒むようになり、その背に青地のマントを羽織って前線で戦う"灯の守護者"となった。 　同支部に勤めていた佐倉 陽向には多少の苦手意識があった。 当時の自分と同じくらいの年で、妹を持つ支援役……、と自らのコンプレックスを強く刺激する存在だったからである。 上や部下達の総意によって彼が他支部に飛ばされた時、心の端で僅かに安堵してしまった自分をとても恥じている。

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