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春宮幽＿ﾊﾙﾐﾔｶｽｶ □性別：男性 □職業：探偵(収入は投資等が主) □年齢：25歳 ▼容姿：銀髪緑眼(外国の血が入っているらしい) ▽人物 物心ついた時から優秀であり、天才で在った。 何事も一度見たことは同様に行うことができたし、ものによっては初見で上手くこなすこともあった、生まれついての天才。 人に努力しているところを見せることはほぼないが、裏では努力することもある。 まごうことなき天才ではあるが、だがそれを鼻にかけることもなく、自分が天才であることは当然であり、事実であると考えている。 ただし、天才であることを事実としては考えているため、ことあるごとに「まあ、俺天才だから。」などと言っている。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ◎以下CoCシナリオ『天才故に凡人たる異常妄執の病』のHO天才バレがございます。 〔HO天才〕 あなたは天才だ。紛れもなく天才だ。誰もがあなたを『天才』だと賞賛する。 誰から見ても、どの点においても、あなたはHO 凡人より優れている。彼は凡人で、あなたは天才だからだ。 しかしあなたはHO 凡人に対して強い劣等感と嫉妬心を抱いている。その理由は分からない。 ただあなたはどうしてもHO 凡人に自分が劣っている気がしてならないのだ。 その感情がいつから芽生えていたか思い出せないが、あなたは常に彼に対する劣等感に苛まれている。 加えてあなたは自身が天才であるということに強く執着している。 ◇設定 生まれながらの天才で在ったため、周りは彼が天才であることが当たり前だと考えるようになった。 いつしか、「天才」であることではなく「天才にふさわしい結果を生み出すこと」を求められるようになった。 実際にはそんなことはないのかもしれない。しかし、彼はそう感じていたし、もう自分が結果だけを生み出す機械のように思えていた。 結果を生み出せなくなった機械はそこで廃棄される。 しかし、結果を生み出さずに生きてきた者たちは、凡人は、いつまでも廃棄などされない。 むしろ、結果を求め、評価し、いつか廃棄する側に立っている。 いつだって、使われるのは結果を出す天才で、使うのが凡人なのだ。 だから彼は、凡人を強く恨み、渇望し、妬んでいる。 灯台は遠いところを照らすが、身近な場所は暗いままだ。彼にとって凡人は、忌まわしい灯台だった。近くにいるからこそ焦がれ、近くにいるからこそ妬んだ。 天才であるからこそ許されない自由がある。 天才であるからこそ、「凡庸である」自由が得られない、「評価される」ことから逃げられない、「使う側」でいることが許されない。 彼は、天才であるがゆえに凡人が羨ましかった。 天才であれかしと願われたがゆえに天才で在り続けなければならなかった自分。 凡人の、凡人であるがゆえに何物にも縛られない、その自由が恨めしかった。 自分は優れている、恵まれている。そんなことは嫌という程知っている。しかし、しかし。自由を願うことはそんなにも悪いことか。いけないことか。 天才は誰にも劣ることはない。 天才は誰にも嫉妬などしない。 天才はすべてにおいて優れている。 天才は天才で在り続けなければならない。 全てに希望を持ちながら、すべてに対して絶望している。諦めている。 ただし、他人からの‘天才で在れ’という願いや渇望に反してしまうと思い、他人にそのような心情を吐露することはない。 「まあ、俺天才だから」という言葉と軽い調子で流している。 天才は、天才であるからこそ天才なのだ。 では、天才でなければ何なのか。果たして。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ かす‐か【▽幽か／▽微か】 １ やっと感じ取れる程度であるさま。はっきりとは認められないさま。 ２ 生活ぶりなど弱々しく、細々としたさま。 ３ 姿かたちのみすぼらしいさま。貧弱。 ４ 人目につかないさま。ひっそりとして寂しそうなさま。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 【通過シナリオ】 ・天才故に凡人たる異常妄執の病〔天才故に凡人たる異常妄執の病〕 ◇以下、天凡シナリオ後設定◇ 自分の精神はかつて凡人であったと知った。 自分の肉体だけが天才の生まれであり、精神と異なる肉体であったと知った。 だが、それがどうした？ この天才で在った肉体を使い、天才で在り続けたのは凡人である精神であり、 凡人である精神を天才にさせたのは、この肉体だ。 自分が天才で在り続けているのは、天才の肉体だけのためでも、凡人の精神だけのためでもない。 この肉体と、この精神だったからこそ、春宮幽という存在は天才で在り続けた。 これからも春宮幽という存在は、この肉体と精神を同一としながら天才で在り続ける。 一番身近な凡人が、かつて片割れだったものが欠けたとしても、それは変わらない。 これからも春宮幽は“生まれながらの天才”として、凡人が蔓延る世の中でのうのうと生きていく。 何故なら、彼は天才であるからだ。

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