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とある金持ちの老夫婦に仕える執事。 幼い頃図書館で本を読んでいる間に遺棄されたところをこの夫婦に拾われる。何不自由なく育ててくれた老夫婦への感謝と単純に社会に出てせっせこ働くのは性に合わないという理由から執事として仕える道を選んだ。 執事としての知識は山のように覚えているものの、老夫婦のマイペースな接し方と元々の不器用さが祟り有能とは言えない執事ではある。しかし取り敢えず生活はできているしいいか、と思いがち。 老夫婦は海瑠のことをいつまでもあの時保護したままの子供のように扱い、世間に疎い海瑠もそれが当たり前と思っている節があるためか、異様にマイペースかつ子供っぽい言動や行動をすることがある。好奇心といった感情に素直で抗うことが出来ず、気になったものはすぐに見に行く、調べる、触れる、をしなければ気が済まない。取り上げたり中断させると不機嫌な様子を見せることもしばしば。 老夫婦は海瑠が少し感情を見せただけでも大仰なほどに喜び、悲しみといった反応を見せてきていたからか、それに甘えてきた本人の感情表現は少なく、表情筋も固い。基本棒読みの時が多い。 甘やかされて育った海瑠にとって暴力というものは無縁であり、人を殴るという野蛮な行為に対して異様に恐怖や嫌悪を覚える傾向がある。ゲームの中ではPvPといったルールに順応できるものの、現実のカツアゲやヤンキーの喧嘩等を見ると表情が歪んでしまう。 また、老夫婦と生活していたこともあり、運動とも縁が遠かった海瑠は瘦せ型の不健康、運動音痴で筋肉もさほどついていないもやし。少し走っただけでも「疲れた」、「休みたい」とぼやくことが多い。 捨てられる前から本を読むことが大好きで暇さえあれば、むしろなくとも本を読んでいる。ジャンルに関しては哲学書をメインに小説や図鑑、オカルト本等興味が赴くままに読み漁っている。読んでいるときは集中しているからか返事もおざなりになり注意力も散漫になることが多い。 芸術：本の虫 今見ているものは昔本で読んだことがある、見かけたことがあるものかもしれない。

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