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身体が弱く室内で過ごすことが多かった幼少期に出会った名探偵に憧れて育った。「探偵＝頭がいい」という漠然とした想像から勉学に励んだ。 免疫力を高めるために幼い頃に運動を母親から勧められ、大学卒業までサッカーを続けた。ストライカーだった。特に深い意味はないし、探偵との関連性は決してない。 勉強もスポーツも共に優秀。武道を習う彼女もいた。実に順風満帆な学生生活は大学卒業まで続いたが、大学生活の終わり頃、突然「卒業後に探偵事務所を設立して探偵になる」と両親に進言した。 想定を遥かに超えて強かった両親の反対をなんとか押し切り、貯金すべてを掛けて探偵事務所を設立。家族仲が悪化し家庭崩壊。「将来が不安」と言われ彼女とは別れることになったが後悔はなかった。 探偵事務所を設立して始めの頃こそ依頼は0、アルバイトで生活費と賃料をなんとか払う貧困生活だったが、 的確で早い仕事ぶりが認められたのか、次第にそこそこ注目を浴び、地域で口コミが広がり人気となっていった。 現在は探偵業の収入で豪華とはいかないまでも落ち着いた生活ができるようになった。 しかし、いざやってみれば探偵業とは浮気調査や人探し、動物探しばかりだった。陰謀渦巻く裏の組織も、招かれた先での連続殺人事件も、大怪盗との駆け引きなどは影も形もない。憧れた名推理の出番はなく、証拠を見つけるだけで充分だった。 現在は依頼に対するモチベーションも湧かず、「今日も退屈な依頼が来るのか」と毎日思いながら真面目に探偵業を営んでいる。 探偵としての能力はやや低いが、探偵としての覚悟だけは人一倍強い男。仕事に対しては真面目だが、それ以外に関心が薄い。 探偵として依頼を遂行することが最重要の仕事人間。 通過シナリオ 『縋るは希望』 『狂魘惨毒ストレイド』

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