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ジェレミー・バーナード Jeremy Bernard 意思疎通はできるが研究以外への興味は薄く、結果口数は少ないほう。そのため淡々とした印象に見られる。 D国への恩義は（研究を比較的自由にさせてくれたため）多少あるが、研究できるのであればどこの国だろうがよかった。 与えられた勲章も、権利を行使できて便利だなくらいの捉え方で野心らしい野心はない。ただ、次から次へと湧き出るひらめきを具現化し、結果を見たい、そういった欲だけがあった。 戦死者の数については実験データとしてとらえている部分が大きいため、それについて良心の呵責等はない。 【読まなくていい生い立ち】 三人兄弟の三男として生まれる。 父は田舎で小さな電機工場を経営、その傍ら研究家を名乗り商売にならない研究品を作っていた。 幼少期のジェレミーは父の研究品に興味を持ち、父から電子工学の基礎を学ぶ。 化学に強い関心を示し、様々な論文を読むため語学勉強にも励む。 彼を突き動かすのはそう、探究心。 研究実験、科学の可能性。それらへの興味は尽きることがない。 しかし、ジェレミーの頭にあるいくつもの推論は、規模によっては実証する環境を整えるのは難しく、文書にしたためるに留まっていた。 ある日父のすすめにより一般の化学論文コンテストに応募。 応募条件を満たさなかったため受賞こそしなかったが、審査員の一人であるカール教授（兼研究家、実業家）が内容の発想、合理性について高く評価した。 カール教授から彼の務める大学で特待生として勉強しないかという誘いがあり、ジェレミーはこれを快諾。 このときジェレミー少年は齢13にして国内で最高位の大学へ入学することとなる。 その後はカール教授の推薦を受け、国の研究機関へ入る。 すぐに才覚が認められ、史上最年少で技術研究所所長に就任した。

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