タグ： 眠り鼠

“「彼が初めの演説を終えたとき、民衆は既に正気を失っていた。」 「……しかし、彼が起こしたのは戦争だけではない。彼は、荒ぶる神に弓引く悪魔でもあったのだ。」 　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヒューゴ・ヴィスコンティ『撃鉄を起こした悪魔』より” 若い身ながら第三次世界大戦を起こす原因の一つとなった青年 民衆を煽り、情に訴え、時には相手国の国民まで魅了した稀代の演説家 好きなもの：煙草、香水　　　　嫌いなもの：反抗的な部下、鼠 得意なもの：民衆の煽動、演技　苦手なもの：損得勘定のない友情 備考：背の低さがコンプレックス 座右の銘：悪とは、弱さから生じるすべてのものである。 孤児院で育ったアルフレッド(以下アルと表記)は8歳の時、当時の野党党首クリス・キャロルにその美貌を見込まれ、養子として引き取られた。といってもクリスがアルに劣情を覚えたとかではなく、単に綺麗な顔の旗印を欲しがっただけだった。 表向きには跡取りとして育て、裏では従順な駒として育て上げていった。 だが、アルの18歳の誕生日にクリスに反抗し、自分を縛る養父を殺害した。 旗印としての教育の結果、自身が人身掌握に長けていると知ったアルは養父にバレないように周りの側近たちを自分の部下になるように恫喝誘惑甘言すべてを用いて堕とし、事故に見せかけて養父を処理させたのだ。 その後、党首の忘れ形見として注目を浴びたアルは初めはメディアでその頭角を現し、求心力を得た後政治家へ転向。 その後信者とも呼べる支持者を増やしていき、実質的な全実権を握ることに成功し、齢25にして国家元首に就任する。 既に一国を支配下に置いたアルだったが、国外まで自分の手を伸ばすには平穏な世の中では不可能と判断し、火種を振りまいていった結果、第三次世界大戦が起こった。 周りはなぜそこまで権力を求めたのか知らないし、彼も口を開くことはない。 蹂躙するはわが手にて　endA「」

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