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26歳、作家兼翻訳家。 蔀杏（しとみあん）というペンネームで活動中。売れっ子。 「さ行って、なんだか優しそうじゃない。それに、杏って字、なんか好きなのよ。あんずって美味しいし。」 一人称は「私」、二人称は「貴方」。 ド天然、ドジっ子、超引っ込み思案の三拍子。 担当者、八重島彩名（やえじまあやな）とのやりとりも、入稿もすべてネットを介している。買い物も通販がほとんど。月に数度の外出も震え続けるレベル。 だが大抵の家事は大きなミスなくこなせる。特に料理が得意。ごはんおいしい。 だが稀に、干す前の洗濯物を落として洗い直しになったり、包丁で指を切ったり、掃除機のフィルタ替えミスって埃をぶちまけたりする。 そして、家事と小説・翻訳業以外ではすべてにおいてポンコツを発揮する。例えば、何もないとこで転ぶとか。 心を許している人間は数少ないが、そういった人には自分のできる限りの愛情を注ぐ、優しい人間。 中流階級の生まれで、小学校から大学までのエスカレーター・ミッション式の名門私立に入学。 両親や五つ上の兄からの愛情も深く、箱入り娘として育てられた。 根っからの文学少女で、友達が少なく、小学生のころから文学小説を読み漁る毎日を送る。 家族に隠れて中学からネットで小説を投稿。高校入学頃には登録者が1万人近い程の人気を得ていた。 大学生活は忙しく、二月に一度程度の投稿数だったが、二年の時に欧州を巡る二年間の留学を経た際、様々な文学に触れ、辞書とにらめっこしながら翻訳家として活動し始める。 翻訳はやわらかで伝わりやすい表現が評判。逆に小説は少し硬く、多くを語らず読者に考えさせる描写が多い。 翻訳は児童書が中心だが、小説はミステリを中心としたシリアスなものが多い。 好きなものは甘いもの、ふわふわしたもの、特製のロイヤルミルクティー。 嫌いなものは辛い物、苦い物、他人。 余談だが、SIZのほとんどは胸に行っている。要するに大きめなのである。

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