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能登圭吾38歳 男性 HO2B 最後の生き残り ミッション：第一次登山隊全員を見つけ出すこと 北アルプスの山小屋『ここち』を経営しつつ自身も様々な山に挑戦し続ける登山家。 『ここち』で出会った女性、美羽音(みうね)と結婚し2人の子供、心美(ここみ)と心音(ここね)を儲けた。現在は美羽音と義弟夫婦で『ここち』の運営をしている。 『ここち』では怪我した登山客の手当もしている為医療の知識も持っている。そのため、第一次登山隊では医療班も兼ねて参加することになっていた。 家族思いで朗らかな性格。毎週家族でクラッキングをしている仲良し家族。今日も今度小学校に上がる上の娘、心美(ここみ)の祝いで『ここち』の近くにピクニックをしに─────遠くで聞こえる2人の悲鳴、駆け寄った先で見えた落ちていくふたつの影。伸ばした手は虚しくも空を切った。 【北アルプス 女児滑落事故】 山に準じた人なら一度は耳にしたことがあるだろう。4月に小学校に上がる能登心美ちゃん(6才)とその母である能登美羽音(32歳)が崖から転落し、帰らぬ人になった痛ましい事故だ。近くにいた他の登山客曰く、崖から落ちた心美ちゃんの手を美羽音は掴んだが、支えきれずに2人とも落ちてしまったらしい。 2人が落ちた崖には、蒼色の小さな花が咲いていた。 能登圭吾が第一次登山隊として狂気山脈に挑戦する約2週間前のことである。 その事故後、精神的に病んでしまったため(葬儀や事情聴取などそれどころではなかったためでもあるが)能登はチームから脱落した。 その後、能登は半休館状態の『ここち』を義弟夫婦に任せ、山を降りて精神病院に通院してた。そんなある日、ひとつの知らせが届いた。 「第一次登山隊が帰ってこない」 かつての仲間、同じ志を持った挑戦者、僕が参加するはずだった狂気山脈、僕が脱落してしまったからみんな帰って来れなくなったのか…？ きっと隊員の誰かが怪我をしてしまって適切な処置が出来ずに身動きが取れなくなってしまったに違いない…。僕が、手当ができる僕がいなかったせいで……。 知らせの続きには第二次登山隊を結成する。と。 精神科医の溝口は登山の反対をしたが、能登に迷いはなかった。かつての仲間を見つけ出し、無念を果たそうと。 ────たとえ生きていなくても。 事故後、精神的に不安定であること、まともに食事が出来ていないため体力が落ちている。性格は前からガラリと変わって消極的で悲観的。なんでも自分が悪いと思ってしまうようになった。 登山目的は『第一次登山隊全員を見つけ出すこと』 申し訳ないみんな、もう少しだけ待っていてください。僕もいきますから。 というわけで生き残ったのだが…山小屋の経営を義弟夫婦に任せて山に関わることをやめて娘と2人平穏な日々を暮らすことにした 通過 狂気山脈 他力本願クッキング 水槽回顧

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