タグ： さじ探索者 ハイフェッツをなぞる病

神宮司 直人(じんぐうじ なおと) 16歳 高校2年生 職業ベース：ディレッタント（2010版） ▽特徴表 ・眼鏡をかけている(D)：探索者は常時眼鏡を必要とする。眼鏡を失えば、視覚に関連する技能はKPの判断で20%減少することがある。→フリー技能ポイント（採用していません） 神宮司直人（https://charasheet.vampire-blood.net/4029209）の高校時代のキャラクターシートです。 高校生の直人に〈心理学〉35%があるのは人を疑ってかかる、周りを敵視する思考の表れです。 神宮司財閥の御曹司。 大抵の願いは金で叶えられるほどの金持ち家系に生まれながらその地位に甘んじることなく努力を続けてきた男。 そのため、自分の現在の地位を家系のせいにされるとものすごく怒る。 「…何故俺の家の話が出てくるんだ？少しは考えて物を言え」 生徒会役員。役職は議長（議会の進行がスムーズにいくように調整する役割）。 態度には出さないように努めているが、基本的に人を見下すような男なので隠していても言葉の節々に出る。 そのためクラスメイトからは嫌われている。『神宮司って絶対俺達のこと見下してるよな』『友達にしたくないタイプ』 本人も薄々気付いているが特に気にしていない。 部活は弓道部に所属している。 大会出場経験もあり、その腕は高校生ながらプロと比べても見劣りしない。 …が、「悠木織」という男にだけは勝てない。 毎日部活に通い、血の滲むような努力を重ねているがこの男にだけは一度も勝てたためしがない。 織本人は毎日部活に通って来る訳でもなく、また、あまり顔を出さないので大会出場もほとんどしていない様子。 そのため外から見れば直人の方が実績を得ているように見える。 直人は気が付いている。いざ大会で雌雄を決することがあるとすれば、負けるのは自分の方であると。 識には持って生まれた才があるのにそれを本人が腐らせていることに苛立ちのような感情を持っている。 「ふざけているのか…！？俺と本気で戦え！」そう言って突っかかっている。 [悠木織という男に対する所感] 出会った当初 ・軽薄で無礼な男（ヒドイ） ・有象無象いる馬鹿の一人（ヒドイ） ・誰にでも同じ態度で接しているようすが偽善者や八方美人のように見えて不快（ヒドイ） ・毎日お気楽に生きてそう、羨ましい限り そんなある日、屋上で珍しく一人でいる悠木織の姿を目撃する。 屋上から皆を見下ろし、いつもと違う静かな表情で筆を走らせているその姿に少し驚いた。 その横顔にいつもの笑顔はなく、キャンバスには誰も居ない校舎・誰も居ない校庭が描かれていた。 いつも人に囲まれている男がそのような絵を描いていることに、戸惑いを覚えた。声はかけられなかった。 その姿を目撃してからというもの、無意識に彼の姿を追うようになった。 毎日嫌でも目にするその姿をきちんと観察するうちに、悠木織という男が特定の誰かと一緒にいる場面を見ないことにも気が付いた。そして屋上でみたあの表情。一抹の疑念が浮かんだ。 「あれほどの人に囲まれる男が、何故あのような寂しそうな表情をするのだろう」と。 この時点での直人に自覚はないが、悠木織という男に惹かれ、支えたいと思うようになるのはもう少し先の話。

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