タグ： MoMo家の男性陣

幼い頃から絵が好きな芸大生。 自身の絵を仕事にしたい、等はあまり考えておらず、やりたい事をやりたいからという自由な一面がある。 一重な自分の目が嫌いで、いつも前髪を伸ばして目を隠している。 元々、日本画のような渋みのある絵が好きだが、昔からモデルがなければ、上手く絵に描き出せない癖がある。 そのため、絵を描く前に自分の描きたい物体を実際に【作り出して】、それを絵に起こしている。 初めは、折り紙で作ったり、人形を使ったりしていたが、最終的に一番自分のイメージに近しいものを作り出せるのは、彫刻だと分かってからは、彫刻で自分のイメージを作ってから、筆を取っている。 これを毎回行うために、制作時間が異常に長い。本人はその長い工程を楽しんでいるが、たくさんの課題とあまりに相性が悪く、よく担当講師に「課題をさっさと出せ」と迫られている。 「時間をかけない作品に意味なんてないでしょ」と言って、課題の期限に焦った事はない。 時間をかけるだけあって、それなりに高いクオリティの作品を作る。 作品自体の評価は高いものの、講師などの評価は著しく低い。 【秘匿情報】 朔太郎には、「咲（さく）」という姉がいる。朔太郎より勝ち気で、元気な姉。 幼い頃に朔太郎へ絵の描き方を教えたのは彼女だった。 マイペースな性格であまり友人に恵まれなかった朔太郎を姉は自分の友達と朔太郎と自分でよく遊んでいた。 小中高、そんな風に世話焼きな姉がマイペースな弟を引っ張って、一緒に遊ぶといった生活をしていた。 そのせいか，朔太郎にとって姉は隣にいて当たり前の存在になっていた。 （姉に恋人が出来た時、「おめでとう」と言ったけど、実はちょっと寂しかった） しかし、件のバス横転事故により、姉は精神を病んでしまった。なんとか姉が正気に戻らないだろうか、と思い悩んでいる。 姉と面会が出来る満月の夜は、決まってキャンバスと筆を持って、姉と満月を描いている。 朔太郎の部屋には、涙を流す姉の絵がいくつも転がっている。 別のものを描きたいが、存在する物体しか描けないために、姉を書き続けている。 いつか、姉が自分の筆を掴んで「恥ずかしいでしょ」と言ってくれるのを待ち望んでいる。 特別合同授業が行われるが、全くモチベーションが上がらない。 担当講師から「この単位を取らないと留年になるぞ」と言われて，渋々参加したものの、グループで足並みを揃えて、作品を作ることがそもそも向いていない。 自身の作る作業工程が周りより遅いことを自覚していることが大きい。 今までもグループワークがある授業を意図的に避けてきた為、企業が爆発しないかな、と思っている。 鴎　咲 24歳。バスの転落事故に会う前は、OLとして働いていた。勝ち気な性格。マイペースでいつも一人でいる弟を心配して、お節介をよく焼いていた。 現在は病院で入院中。 【後遺症】 バーストの加護がついた物品を持っていない場合人が精神寄生体に視えるようになる。 また、探索者は心の何処かで寂しさを抱えたまま生きていく。 それは特に満月の日、あの月こそが帰るべきではないかと頭の中の何かが囁くようになるだろう。（チョーカー）

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