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【HO2 弁護士】 君は法を遵守し、法の番人として法を守る存在だ。 その手が正しき裁きを下すものであることを祈る。 特色：交渉、知識技能に秀で、人との対話で君は多くの真実に到達するかもしれない。 ＊＊＊ 名前：鳥モチーフ揃えで、マヒワ(真鶸)から。 マヒワは黄色い小さな見た目から蒲公英や向日葵を連想しこれにした。 飼育されるとすぐ死ぬ鳥だそうだ。自由でしか生きれない鳥である。 香澄は語感。なんかまっすぐ澄んでそうだから。 ・誕生日…3月23日 【誕生花】 タンポポ…「愛の神託」「神託」「真心の愛」「別離」 デルフィニウム…「清明」 グラジオラス…「密会」「用心」「思い出」「忘却」「勝利」 スイートアリッサム…「優美」「美しさに優る価値」 ヒマラヤユキノシタ…「秘めた感情」「順応」 【誕生石】 ピクチャード・ジャスパー…「夢想」 ＊＊＊ 推奨技能：三大探索技能、心理学、法律 準推奨：交渉系技能 25歳以上/EDU18以上/職業技能：弁護士 このシナリオ中は交渉技能に+20の補正がかかる。 ベース弁護士…言いくるめ、信用、心理学、説得、図書館、値切り、法律、＋個人あるいはその時代の特色的な技能としてさらに１つの技能 【特徴表】2-5　鋭い洞察力：優れた感覚の持ち主であるため、目星に+30％ ・芸術（折れない心）…絶対折れない。今折れてはいけない。そんな意思が技能になったもの(？) 　　　　　　　　　　　鶸里のスタンスとしてが「もう折れない」だとおもったので。 ＊＊＊ 【過去】 あなたの父親は15年前に自殺している。 父親はある殺人事件の容疑者として捕まり、厳しい尋問によって追い詰められついぞ留置所内で自殺した。 なぜ父が容疑がかかったのか、追い詰められなくてはならなかったのかあなたはずっと疑問に感じている。あなたはその尋問を行った刑事を探し出し問い正そうと思っている。 【現在】 弁護士の仕事を選択し、あなたはある弁護士事務所に所属している。 決して大きな事務所ではないが所長の「近嵐 梟弥（ちからし・きょうや）・45歳」とはよき関係を築けているように思う。 またあなたには親しい友人がいる。 「白鳥 遊馬（しらとり・あすま）・27歳」という記者をしている男性でよく一緒に食事に行ったりする仲だ。 スクープの為と言って最近は弁護士事務所にも入り浸っている。 ・遊馬との友好関係が5年以上の場合追記情報 学生時代は祖父母宅で暮らしていたが他界。現在一人暮らし。母親がある日蒸発したらしい。行方知れず。 母探しも兼ねて記者を目指したと聞いたことがある。 ＊＊＊ 父親の名前は「鶸里 青鵐(ひわさと あおし)」 あおしは真鶸とよく似た鳥である、青鵐(アオジ)から。 ＊＊＊ 物心ついた時からずっと父親と二人だった。 狭い四畳半のアパート。 特記することも無いがそれでも愛情をくれたことだけは覚えている。 母親はもうおらず、所在を聞くと悲しそうに微笑んで頭を撫でられた。 中学生の時に父親が犯罪者として捕まり、そして自殺した。 元々シングルファザーの片親、しかも駆け落ちだったらしく頼れる親戚もおらず、天涯孤独に。 あの父が捕まった日、内容なんて覚えていないほどくだらないことで言い合いをして、喧嘩して、「大っ嫌い」なんて言葉を最後に家を飛び出したのが、父を見た最後だった事はしっかり覚えている。そんなこと、思ってなかったはずなのに。あの時の父の顔とあの時の最後の言葉が思い出せない。思い出したくないのかもしれない。悲しんでたのだろうか。怒っていたのだろうか。呆れていたのだろうか。なにも、何も言ってくれなかった。 ただいつも優しく微笑み頭を撫でてくれていた。そんな子供扱いが恥ずかしくて反発した。 自分はとてつもなくあの時子供だったのだ。 死後、部屋の整理をしていて出てきた通帳に、こんな四畳半に住んでいたとは思えないような大金、自分の大学卒業までのお金がしっかり溜め込まれていたのを見て、「馬鹿野郎…」と泣いたのが、HO2が涙を流す最後となった。 その後、父親の葬式もひっそり1人で上げることになった。 それからは、犯罪者の娘として学校の人達には遠巻きにされたりヒソヒソされたし直接いじめを受けたりし、もう何もかもどうでも良くなった。 そうしてその後ずっとしばらく荒れていた。 優しい、普通の父親だと思っていたのに！ なんで父親のせいでこんな目に自分が合うのか。自分は何もしていないのに。ただあの人の娘として生まれただけなのに！ そんな思いがずっとくすぶり、何もかもどうでも良くなって喧嘩にあけくれていたが、遺産だけは割と残してくれていたので一応高校には行くことにした。勉強は嫌いじゃなかったから。 そのなんとなく入った高校で遊馬にあう。 入った当初はまだまだ荒れており、喧嘩三昧、何故か構ってくる遊馬の事もうっとおしいと、めんどくさいと思っていたが次第に今まで触れてこなかった優しさに触れて、犯罪者の娘と知っても変わらぬ態度を貫いてくれる遊馬の優しさを知って絆されていく。 気付いたら喧嘩はもうしなくなっていた。遊馬と放課後ダラダラ会話したりして、日常を楽しむ余裕が出てきた。 そんな少し丸くなり始めた頃に、遊馬の祖父母が死んでしまった。あんなに仲の良さそうに見えた、祖父母とはいえ理想の家庭に見えた。天涯孤独の自分とは違って。それを一気に失うさまを横で見ていた。 死因がなんだったかは思い出せないが、あのいつも元気だった遊馬の顔から表情が抜け落ちた姿は忘れられない。 自分は遊馬に変えてもらった。最初はウザくて鬱陶しくて目障りとさえ思っていたのにいつの間にか支えて背中を押してもらっていた。 なら、今度は、今度は自分が遊馬を支えよう。 遊馬だけじゃない。折れそうになっている人たちを、 折れてしまった人たちを自分が支える存在になるんだ。そうなりたい。 そう、遊馬を見て思ったのだ。 遊馬もなんとか元気を取り戻し、「蒸発した母親を探すんだ」と、記者を目指すようになった。 なら自分は？自分はどうしようか。 そうふと考えた時に、ずっと封じこめてきた想いが蘇る。父親の顔と共に。 恨みで、悲しみで、落胆で見なかった振りをしてきた。父の罪。 あれは本当に罪だったのか？あの、自分にとても優しかったあの父親が。自分のために大学までの費用を貯めてくれていたあの父が、金銭目的で？ 1度持った疑問は膨れ上がり、なぜ父が？追い詰められたのか？自殺するほど？ ーーーあの尋問は、不当だったんじゃないか？ そう思ったらもう、止まらなかった。問いただしたい。でも今の自分にそんな立場はない。 なら、同じ土俵に立ってやろうじゃないか。 その日、自分は弁護士になる決意をした。 それからは本当に荒事とは縁を切り、元々嫌いじゃなかった勉強に更に励み、マイナス印象からであった内申点も稼いだ。優等生と言われる存在になった。大学にも特待で進学した。 その頃にはもう父親のことだけじゃない、もし父親が冤罪で、他にもそういったことで苦しむ人たちがいたら。泣いて縋ってそれで諦めようとしている人がいるなら。 それを自分は掬って、救ってあげたい。あの時自分が遊馬にそうしてもらったように。 今度は自分が手を差し伸べるのだ。 そうしたら、あの時の父親の最後の顔も、言葉も思い出せるかもしれない。そう信じて。 全てはあの、遊馬の横顔と父の手の温かさの為だ。 それが自分の、HO2の正義である。 そう信じて歩み続け、現在、無事弁護士として生きている。きっと何があっても止まることは無いだろう。 自分が1人ではないことをもう知っているから。 ＊＊＊ なお、これは全てHO2からの視点で、父親がどう思っていたのかも、遊馬が実際どう思っていたのかも、祖父母との関係性も、近嵐さんが誘ってくれた訳も、何も知らない。 何もかもただの主観であり、事実であるとは限らない。 ＊＊＊ 【弁護士事務所に入ったキッカケ】 司法修習生の頃、通学路でよく人助けしてる人を見かけていた。 お人好しだなぁ、暇人なのかな？と思っていた。それを眺めていた自分もきっと暇人になるのかもしれないが。 その後、研修としてある事件の傍聴から帰る途中、その人と裁判所で出会った。 名を近嵐梟弥と言うらしい。名刺を渡され、ずっと見かけていたあのお人好しな人が弁護士ということをこの時初めて知った。 「君、司法修習生だよね？もし、卒業して、まだ事務所が決まってないなら良かったら、うちの事務所に」 そう誘われた。 とてもびっくりしたし色々考えもしたが、この人の正義ならついて行ってもいいかな、と。自分もこの人のように無償とまでは行かなくても手を差し伸べる存在になれるかなと。 そう思い近嵐事務所にはいる決意をする。 なお、現在では「近嵐所長！！！」という怒号が毎日のように響いている。 ■2022/02/12　Xからの告白 これからも弁護士を続けるわよ　私は。 そして法を、国を変えてみせる。 だからみてて　父さん、遊馬、近嵐さん。 ■2022/09/10　ウミガメのスープ　クリア 仕切りマン。

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