タグ： ゆいこ かいマホ

表の職業はストリートファイター。それすら裏や。表向きはフリーター。 STR系犯罪者として、クトゥルフ2015のSTR系スポーツ選手をベース職業とする。 回避、【三節棍（芸術：任意のスポーツ技能）から変更】、跳躍、投擲、登攀、キック、【マーシャルアーツ（武道から変更：めんどいので）】、【目星】 治安が悪い地域で生まれた子なので、トイレ生まれで初めてのベッドがゴミ箱。 教会では年の近い子がおらず、年上に転がされつつ年下を転がし生きていた。食べ盛りの少年少女たちが清貧な中で仲良く生きていけるわけがなく、シスターたちも相当手を焼いていたらしい。いつもひもじかった。 そんな中で一人、年老いたシスタージュリーだけが慎の言葉をよく聞いてくれていた。聞いてくれるだけでよかった。でも慎が中学を卒業する前に死んでしまった。呆気ないものだなあと思った。ただ、そのことだけが見えない傷になっている。 神父がよく勉強を教えてくれていた。奨学金で高校まで進んで、シスタージュリーが学べと言っていたからなんとなく勉強をしていた。しかし、心の中に溜まっている鬱憤を晴らすべく体育会系の部活に入るも、人間関係が上手くいかず、デカいもめ事を起こしては退部を繰り返していた。人間みんなゴミみたいなもん、自分の幸せが上等なものだと気づかずにそれが常識のように押し付けてくる。クソ。 たまに授業をサボったり孤児院を抜け出したりして裏路地をさまよっていた時にストリートファイトと出会う。 生まれ持った筋力と体格と、喧嘩で身に着けたセンスにより、新入りで何戦か勝利し、先輩選手に気に入られて色々と戦いを教わった。物好きな男だったので中国格闘技も好きだったらしく、三節棍と武道（MA）も叩き込まれた。 高校をなんとか卒業してみても就職にことごとく失敗、どうやったって表の世界にはいられない。己の体のみを頼りにして、アングラで戦い続けて日銭を稼いでいた。 21歳の時のデスマッチでついに師匠である男を殺して優勝した。当たり所が悪かった、それだけだ。 こんなもんか、と思った。 こんなもんか。人生こんなもん、俺が欲しいものは何にも残っちゃいない。 うまいもんをたらふく食って、あったけえ寝床で朝寝坊して、それから、それから、ずっと話聞いててくれる奴がいて、みたいな、そんなもんが欲しいだけだったのに。 手に入らねえならぶっ壊してやろうか。もうなんにもねえんだから。 そうして故郷を遠く離れた都会の路地裏で、一人また一人と人を暗闇に引きずり込んでは殺していった。 なるべく足がつかないように証拠を消して、金銭だけは盗んで、遺体を放置する。 長続きしなくてもよかった。それでもできるだけ長く続け、多くを殺すのが慎なりのルールだった。 幸福そうな人間の集団に目を付けたら、一番強そうなやつを殺す。周辺地域の情報とそいつの生活をなんとなく数日で探って、首を絞めて……折る。ぼきり、という音は幸せを破壊する音。楽しい、嬉しい、反吐が出る。 シリアルキラーとして世間に騒がれながらホテルやネカフェを転々とし、両手両足では間に合わない数の一般人を殺した頃、ついに逮捕され、死刑宣告を受けた。 裁判、そして死刑執行までの期間を過ごして22歳の時に組織に拾われることとなる。 【狼と魔女が知っていていいこと】 ・本名 ・連続殺人事件の内容と動機 組織にいるとうまい飯とあったけえ布団があるからそれでいいやと思っている。 拾われた後で髪を染めて顔に少しメスを入れた。特徴的なパーツを少しずつ削られて平均的な顔になっている。つり目だけは顔つきのせいでどうにもならなかった。 タッパと筋力のお蔭で大飯食らい。口元に食べ物を持っていくとすぐに食いつく。 すぐ人に絡んでは口悪くゲラゲラとからかったり罵倒したりするが、実際のところはかまってちゃん。 常にイライラしている気がするが、食べ物をあげるか布団に突っ込むか会話に付き合ってやると大人しくなる。

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