タグ： 藍凛の探索者

2015【ネット犯罪者】ベース コンピューター、心理学、芸術(ハッキング)、製作(コンピューターウイルス)、図書館、法律、個人的な関心の技能2つ 職業技能ポイント：EDU×20 特記：CON－1。 ネット上のうわさ話に関する図書館と製作(コンピューターウイルス)に＋10%のボーナス。 【特徴表】 28 芸術的才能 稽古事を小さいころに習っていたか、実用ブログなどで人気を博している。 任意の<芸術>一つに［INT×3］%を加える。プレイヤーは音楽、著述などの専門分野を指定すること。 44 動物に嫌われる 独特の佇まいのせいで、たいていの動物は探索者を見るなり威嚇してくる。(1d6→20) 【メモ】 生まれつき目の左右の大きさが違う。 治療すれば治るらしいが、どうしても怖くて家にひきこもってる。 学校に行くこともあまりなくどちらかと言えば家庭教師などを付けてもらって勉強をしていた。 幼い頃からそんなだったものだから家族以外の誰かと過ごすことに慣れていない。友達がいた訳でもないので、六の暇つぶしはもっぱら親が与えてくれたパソコンや本だけだった。 パソコンを触るうちに細かいパソコンの設定等が気になるようになった。 独学でワード、エクセル、プログラミング、様々なパソコンの知識を頭に入れた。 暇つぶしに弄ってみたら人のパソコンやスマホのネット機器にハッキング出来ることを覚えた。 けれど、これは犯罪行為。引きこもる様になった私をそれなりにほっておいてくれている両親のことを考えるとそこに手を出すのは怖かった。 だから、ホワイトハッカーへの道に進もうと思った。 上手く行けば、人と過ごすことが苦手な自分でも、ブラックハッカーを捕まえることで人の役に立てるかもしれない、と、ただそう思って、暇つぶしや趣味ではなく、仕事にするための学力として更に突き詰めて行った。 その日は、両親が家にいなかった。 どこかに出掛けていたのか、夜には帰ると言っていたが帰ってこなかった両親が心配で、けれど何か出来ることがある訳ではなく、ただ、料理が作れないなりに帰ってきた両親がすぐにご飯を食べれるようにと、近くのコンビニに行こうとしていた。 誘拐されたのは、そんな時だった。 気づけば7年経っていた。 正確に7年なのかは正直もう分からない、途中から数えるのを辞めた。 誘拐され、監禁されたのは自分だけではなかったようで、近くに人の気配を感じた。 けれど周囲は真っ暗で相手の顔すら見えなかった。 見ず知らずの他人と暮らすことに不安はあったが、自分を傍に置いてくれる能天気のことを今ではすっかり信用している。 【この先、秘匿ネタバレ】 あの日、誘拐された日。 頭を強く殴られたのだ。 あの時、六は死んだはずだった。 けれど、この身体はまだ動く。 自分が人ではない何かになってしまったのは分かった。けれど、監禁されているこの状況は変わらない。 なぜ監禁されているのか、なぜ誘拐されたのか、何も分からない。 けれど、目の前の彼女を守りたいと、そう思うのだ。 もう人として生きていけない自分を優しく気遣ってくれた。7年間そばに居てくれた。 自分はもう外に出て人として生きていくことは不可能だろう。 だからせめて、彼女だけは。 自分が人でないことを彼女に知られないようにしよう。 道が分かたれるその日まで、人として彼女と接していたい。 ボクは決して強い人間じゃない。弱くて、怖くて、こんな状況から早く逃げ出して楽になりたい。 でも、ボクは彼女を傷つけたくないから、もし、ボクが理性を無くして、彼女を傷付けるようなら、そのときは……その時は、彼女に殺してもらいたいな。

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