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まにま　あいな　 大アルカナ17番　星　塔と月に挟まれてる！ タロットカードにおける星のカードには星が7つ描かれていることが主流。 7はキリスト教的に重要な数であり、17も同じくそうである。 参考：http://www2.biglobe.ne.jp/~remnant/104seisho.htm ラテン文化圏では17日は忌みの日である。「XVII」をアナグラムにすると「VIXI」（意味は「（私は）生きた」つまり「（私は）死んでいる」と言うこと）になるからである。（Wikipedia） まずい！縁起悪い！ 六十四卦の第17番目もなかなかかわいい。随。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%A8%E6%98%93%E4%B8%8A%E7%B5%8C%E4%B8%89%E5%8D%81%E5%8D%A6%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7#%E9%9A%8F ★内外 ・外面　 　光を浴びている際には20代後半の、浴びていない際には10歳かそこらの男性に見える。 　アジア人寄りではあるがどことなく西洋人の血が遠い昔に混ざっているかもしれないくらいの顔。 　実際の自分のルーツは詳しく知らないが、育ったコミュニティはアジア圏に属する。 　どちらの姿でいても同じ面影を残しているため同一人物として認識しやすいのも特異体質のなせる業か。 　なんであろうと硬い職についている以上ありがたいことではある（本人はなめられるから小さい時は不満） 　特異体質のなんかのなんかで奇跡的にもう一つ増えるなら内外が完全に一致した姿になったりするのかなあ（オタク）　そもそもここから増えることそれ自体が限りなく可能性ゼロというイメージがありますが　まあ夢物語の一つとして…… 　外見と内面の年齢が合致していないことって精神面の成長に影響を及ぼしてそう　オタクの偏見です　この場合極端に幼く極端に成長しているので（主に身体が）実際がどっちにもひっぱられてどっちにもついていけてないかんじ　本人は背伸びしがちですけれども。 ・内面 　実年齢18歳。まだまだ若い年相応の青年。 　生真面目で融通が利かない、ストイックで少し鈍い。”国家警察”という職は自分にそこそこ向いていると感じている。 　リーダーとして前に立つ方ではなく、指示を受けて動く方が性に合っている自覚はある。 統治はないよりあるほうがずっといいのだ。統率はする唯一者がいてはじめて真価を発揮するのだ。 生まれ育った場所は元アジア圏コミュニティのお世辞にも治安がいいとは言えない環境にあった。 強いものが勝者だった。一番シンプルで、一番わかりやすいありかた。 しかしそれに異を唱えたものがいた。少し年上の、兄のような、頼りになる男だった。 彼は個人で自警団のようなものを立ち上げて、治安の向上に努めていた。 はじめこそ馬鹿にされていたものの、だんだんと彼の活動は受け入れられ、その日のパンを奪われることもなくなった。 最初に取り返したパンを手渡してくれたときの彼の笑顔が、やけに記憶に焼き付いている。 彼はしばらくして国家警察へと志願していった。もっと大きなものを守るのだと。 彼がいなくなっても、しばらくは平穏がつづいた。それでも、しばらくは、だった。 だんだんと生活は前へと戻っていった。強いものがパンを多く手に入れられるのだ。 人を傷つけることに躊躇するような少年は彼らの敵ではなかった。 異を唱えて向かっていった母は頭の打ち所が悪くほどなくして死んだ。 それから少ししたときのことだった。希望を抱いて上層へ向かった彼の殉職の知らせを聞いたのは。 悔しかった。こんなにも簡単に崩れるのかと。 きっとこんなことは塔の中では特筆することでもない、ほんのささやかな、地域の問題だ。 それでもそこの地域に暮らすものにとってはとても大きな問題だったのだ。 だから強くなりたかった。少年はかつて見た背中のように、国家警察になる道を選んだ。 背中を押したのは父の言葉もあるだろう。ここに居ても邪魔だと。さっさと行って来いと。 極端に殉職率の高い職場だとわかっていて勧めていることを頭のどこかではわかっていたのかもしれない。 それでも、それでも上へ進む理由があったから、必死に足掻いて、いまここに立っている。 ▼2015特徴表 ・3-7　俊敏 ・5-10　受け身 ▼SIZ ・普段（電光浴びているとき）　SIZ18 ・上記以外　SIZ10 ────────────────── 平均　SIZ14　です！ ダメボの扱いはおまかせします（都度変えるか、14のDBで統一するか…等） ▼2015　自衛官（陸上自衛隊）ベース（EDU*10+STR*10） ・職業特記（下士官兵）：STR+1 ・サバイバル→追跡 ♪RAINMAKER/凋叶棕　-　https://w.atwiki.jp/touhoukashi/pages/2432.html ────────────────────────────── ▼秘匿情報 ● 技能 推奨：拳銃/回避/武器を使用しない戦闘技能/基本の探索系技能 任意：応急手当/その他、捜査に必要であるとPLが思う技能/高めのPOW 非推奨：母国語以外の外国語技能 ● 職業 警察官/自衛官系の任意の職業（KPが定めても良い） ●もちもの 警察手帳/その他、私用のもの 武器は支給される HO【Star / 国家警察】秘匿 　——時は2XXX年。 　第496層。そこはあなたが現在居住しており、また勤務先である国家警察が本拠地を置く層だ。 「よう、久しぶり！」 　警察本部近く、496駅構内、とある飲食店にて。声をかけられ振り向けば、そこにいたのは見慣れた顔だった。 　国家警察として、国に仕えるようになって早数年。訓練生時代からの付き合いの宇轩(ユー シュエン)は、唯一生き残っているあなたの同僚である。長い黒髪以外に特徴的なところは持たないが、アジア系と称される顔立ちには不思議な魅力がある。あっという間にあなたに近づいて、ひょいと向かいの席に腰掛けた。 「聞いたよ、マーレ元帥に呼ばれてるんだって？ おめっとさん。元帥から個別の任務を与えられるだなんて、出世コースだろうって上官たちも言ってたぜ」 　そう茶化しながらあなたの肩を叩く男の頬では、傷を押さえるガーゼが生々しい赤に濁っている。聞けば、つい先日の、最下層での任務の際に負った傷だそうだ。 　あなたはその任務には参加していなかったが、かなり多くの殉職者を出したのだと噂には聞いていた。それぞれの任務の内容については、たとえ同じ国家警察の同僚であろうとも秘匿される。なので、あなたは彼が関わったというその任務について深く知ってはいなかったし、彼に尋ねることもしなかった。 「ああ、怪我か？ 運良くコレと、ちょい腕痛める程度で済んでさ。あとは問題ねぇよ。……ただまぁ、しっかり動かせるようになるまでは休みもらうことになったんだわ」 　相変わらずの、人好きのする笑顔を浮かべる彼の顔に、陰りはない。 「怪我したままじゃ心配されるかもしれねぇが、カプセル乗って久々に下層の実家にでも顔出そうかと思ってる。世界の調和を守る国家警察サマともなりゃ、こんな時でもなきゃ、滅多に休暇なんてとれねぇしなぁ。あっ、土産買ってくるから、生きて帰ってきたら食えよ。何がいい？ アジア系の奴らが住んでるとこだからそういうモンしかないんだけど……月餅？ それともセンベイとか——」 「ゴホン！」 　大きな咳払いにそちらを見れば、隣の席の客がジロリとこちらを——主にひときわ騒がしくしていた宇轩を——睨め付けるように見ていた。しかし、宇轩はそれを気にした様子もなく、ひらひらとあなたに手を振る。 「あはは、じゃあオレはこれで。頑張ってこいよ！」 　男が立ち上がる。立ち去る靴音に混ざって、見送るあなたの耳に、宇轩の酷く平坦な声が届いた気がした。 「……またあとで、な。」 　そうしてあなたは国家警察本部、その最上階、元帥の待つ執務室へと足を進めた。 ◆ ・あなたは国家警察になってまだ数年の年若いエリートだ。実年齢にして16~26歳ほどだろう。極端に殉職率の高いこの職場で、同期の生き残りは、訓練生時代より仲の良かった宇轩(ユー シュエン)ただ一人となっている。 ・マーレ元帥とは、【塔】の中でもっとも権力を持つ人物であり【国家警察】の指導者でもある人物だ。国家元首の顔を知らない国民は居ないように、あなたも人類のトップである元帥の顔はもちろん知っているが、話したことは一度もない。

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