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「俺の話していることが全て正しいとは限りません。そして同時に、全て嘘だとも限りません」 「──言いましたよね？戦いたくない、と。それでも俺にその選択肢をとらせたのですから、それ相応の覚悟はしてください」 〈概要〉 FHセル【タブラ・ラサ】のサブリーダー。時折UGNへの諜報活動を行っており、その一環でUGNにもイリーガルとしての籍が存在している。 カモフラージュとして戦闘スタイルを変えていたり最低限の嘘をつくことはあるが、それを除けば基本的に立ち振る舞いにほとんど差はない。 ちなみに本来の戦闘スタイルは常軌を逸した怪力を生かした体術によるステゴロ肉弾戦。武器ある方が動きの枷になるタイプ。 〈実際のところ〉 経歴にある「女子生徒との殺傷沙汰」において、殺害を犯したのは焔の方である。覚醒直後だったため能力のコントロールが取れず、さらに大きなストレスを抱えていたのもあってその女子生徒を肉のひとかけらも残さず叩き潰してしまう。 その一部始終をセルリーダーとコードウェルに見られており、そのまま保護されFHに所属している……というのが真相。 組織の実態をその目で見て、FHを抜けてUGNに行くことを検討していた時期ももちろん存在した。しかし、活動していく内に「肉弾戦を行った場合、どう頑張っても相手を(形が分からないほど)無惨に殺してしまう」「そうなると分かってでも、覚悟を決めてその選択肢をとる自分がいる」自覚が芽生えたため、UGNに行ってもジャームの取り扱いの方針に合わせられない事・そもそもの思想でかみ合わない所があるということで現在は自分の意思でFHにいることを選択している。 （交渉型の戦闘スタイルをとっているから形が残らないほどではないじゃん……と思うかもしれないが、破壊衝動を抑えてようやく「ただの殺害」で済むレベル。実際抑えきれず漏れることもある(≒セットアップで暴走)ので、どのみち戦闘になった時点で「ジャームは殺さずに凍結保存」が主指針のUGNに沿うのは彼には土台無理な話、という感じ。) 〈FHセル【白紙理論/タブラ・ラサ】〉 研究主体のセル。規模はかなり小さい。「オーヴァードからレネゲイドウィルスを取り除く」方法を模索しており、最終的にはそれを安全性を備えて確立させることが主目的となっている。ジャームを研究素体にすることが多く、他のセルから買い取ったり野良ジャームを捕まえたりなどして素体調達を行う。UGNと面と向かって争うことはないが、時折研究の資料や情報などをデータベースにアクセスしたり任務に同行する形で盗み見て自分たちのものにしていたりする。 セルリーダーは"基礎還り/イェソド"。 「オーヴァードから人間に戻りたい」あるいは「人間に戻したい人物が存在する」が欲望・目的のメンバーで構成されている。 少人数かつ研究セルということもあり、戦闘に長けた人員はあまりいない。そういう意味ではサブリーダーの焔が戦闘力では実質セルトップだったりする。

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