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西園寺 撫子 ｻｲｵﾝｼﾞ ﾅﾃﾞｼｺ 　本家は京都。第一分家の一人娘であり、次期当主候補である。 　代々西園寺家は霊媒師として霊力を持つ家系であり、それを生業としてきた。しかし、撫子にはその資質が一部欠落しており、『視える』けれど『祓う』ことはできない。 　そのため彼女を次期当主の候補に加えることに、良い顔をしない親族が多い。 　本人としては「皆さんえらい元気やなぁ。元気なのはええことやねぇ。（訳:うるせぇ。）」と思っており、陰湿ないじめに耐え抜いた鋼の精神を持つ。 　学校ではその資質を部長に買われて副部長を務めているが、当主問題を抱える手前、まわりをまとめる人格が自分にはあるのだろうかという不安もある。 　それでも彼女が部活のために頑張ろうとするのは、ひとえに部員たちのことを家族や本家より大切にしているからだ。 　普段から全く怒りを露わにしない温和で穏やかな性格。露わにしないだけで怒らないとは言ってない。 　生まれと育ちの都合で京弁が混ざることが多いが、他の生徒に馴染みたいため頑張って直している最中。 　同じクラスの雨城静葉とは様々な企業の上役候補の人間が集う会合で初めて出会った。 　最初は家の操り人形なのであろう彼女のことを憐れんでいたが、自分とは違って家と真っ直ぐ向き合っている彼女の姿勢に眩しさを感じている。共に過ごすのはとても居心地が良い。家柄や事情に縛られることなく、自身の自由と幸せを掴んで欲しいと心から願っている。 興味ポイント ・マーシャルアーツ→護身術として習っているため、攻撃に用いることは殆ど無い。肉弾戦時の受け流しに使用する。 ・芸術【舞踊】→お家柄叩き込まれ、その立ち振る舞いが身に染み付いている。本人はあまり好きではない。

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