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過去虐められており、現在でもそのトラウマが残っている。 そんな彼がトラウマの場である学校に着く職をとった理由は虐めというものが許せなかったからである。 良くも悪くも直情型。情に弱く義に厚い。虐めを許すことができない。ただしその思いの大半は内に秘められる。 学校、という場所には複雑な思い入れがあり、学校での日常を守る事で過去の自分への慰めになるという思いと、こんな場所は今直ぐにでも壊れてしまえば良いという思いが交錯している。 妹が1人おり、その妹も虐め被害者。妹は現在意識不明状態。 原因は自殺未遂。その時、手を尽くせなかったのは彼の苦悩となっている。 現在は元来持つ何か手を尽くさなければならない、という考えと何をしても無駄である、という正反対の考えが同居している。 その結果「動き出せない」人物のため、人によっては無気力に写るかもしれない。 喫煙者でありヘビースモーカー。 元々は妹に格好付ける為に吸っていたもの。 現在では精神安定剤の代わりであり、淡い思い出の品。吸う銘柄は昔から変わっていない。 因みに既に生産中止になっている銘柄で、直前に買い占めた物を今も吸っている。 喫煙者なら珍しい銘柄を吸っていると気づくかもしれない。 愛用の銘柄は『ゴールドデイズ』。 一時期、引きこもりになっており、その時期に寺に預けられている。 世話になった人物が仏師の為、今でも彫刻を嗜んでいる。 元引きこもりの割に体がしっかりしているのもこの寺で鍛えられた為。 彼にとっての青春とは、忘れ去ることのできない傷であると同時に忘れたくない今はもう手の届かない輝かしき黄金の日々でもある。 過去を見るばかりで、目の前を見ていない彼の目線は人によっては冷たく感じるかもしれない。

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