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薄葡萄うすぶどう #c0a2c7 【通過シナリオ】 ・家族の国 ーーーーーーーーーーーーーーー 花菖蒲家の長女。一人娘。元々は小金持ちの家系。 珠瑛璃は小さい頃から霊感が強く、4歳頃、たまたま通りがかった家を指さして「あのいえのひとがあしたしぬ」とたまたま言い当てたことから、両親が自分を利用し 商売を始めるようになった。 最初はお悩み相談のようなものだった。それが段々エスカレートして、縁結び、縁切り、ついには予言、呪い、御利益がある(嘘)壺、数珠の売り付け等等、大金を払われればなんでもやるといった、よくある詐欺占い師のようなことを珠衣を信仰対象として掲げ、行うように。 “よくある詐欺”と違う点として、珠瑛璃の予言は本当に当たるし、誰かを呪いたいと思えば呪われてその人が本当に不幸になっていた。 しかし珠瑛璃はそれが、裏で両親が「珠瑛璃の予言や呪いが本当になるように動いていただけ」であることを小学校3年生になった辺りでなんとなく気付いていた。 暴力や育児放棄こそなかったものの、自分たち家族が“普通”ではないことも。 物心着く前からこんな生活をしており、珠瑛璃は普通の愛情なんて知らなかった。そして当たり前に愛情を受けている周りも憎くて仕方がなかった。 小学校のクラスメイトが憎く、わざと両親に「あの子は不幸になる」と聞かせ、怪我を負わせたりした事もあった。 だが、数度そんなことを繰り返しているうち、それが逆恨みであり、虚しいことであると理解した。 自分が愛されず、幸せにもなれず、普通と違うのは「こんな両親のせいなのだ」と気付いた。 そして「嗚呼、こんな両親、死ねばいいのに」と思った。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 同級生ズ(他PC)とは同じ普通ではない境遇から惹かれあって仲良しになった。 他NPCズとは多分他2人ほどは仲良くないけど一般クラスメイトよりは仲良かった方。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 30歳になった今、大々的に新興宗教教祖として祀り上げられている。 信者を増やし、力をつけて、コネクションを増やし、利用して、自分の手を汚さず信者に親を殺させようとしている。 「他人に殺させるなんて汚い…？ そんなことはありません！ たかだか他人の口添えだけで自分の人生を棒に振る方が悪いと思いませんか？ 偶像に縋って、ありもしない夢を見て、幸せになるためなら何でもする？ ふふ、私と同じくらい可哀想」 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 一人称：私 二人称：貴方、○○さん ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 【職業ベース】 ●宗教家　（2010） 僧侶、尼僧、神職、巫女、神父、牧師、修道女、山伏、易者、宗教学部・哲学部の学生など。 職業技能：オカルト、聞き耳、経理、心理学、説得、図書館、歴史 ＋次の技能から1つ：言いくるめ、信用、ほかの言語（漢文、梵語、ラテン語など） 🍕事前情報🔥 ・小学生時代 探索者達はT市という街に住んでいる。 共通HO：『親を殺したいと思っている』 経緯、理由は問わない。 ◆出津 覆(いづ おおい) 探索者達の幼馴染であり仲のいい友人。 明るく聡明でリーダーシップのある性格。 かつては"クラスの人気者"だったが、昨年から学校を休むことが多くなった。 服装も次第にみすぼらしくなり、快活な表情は現在影を潜めている。 絵を描くことが好きで、課外活動では美術部に所属していたものの、最近は通えていないようだ。 ◆太田 陽一(おおた よういち) 明るくわんぱくな性格。元気すぎてあちこちにぶつかっては怪我をしている。 探索者達とは両親同士仲が良く頻繁に付き合いがある。探索者は一度は太田の家に訪れたことがあり、彼は大きな家に住んでいる (探索者達自身と仲がいいかは各位好きに決めること) ◆玄野 鈴 同級生。 T市の地主であり、分限者である玄野家の跡取り。照山を慕っている。 ゆったりとした喋り方が特徴的。 ◆照山 礼一(てるやま れいいち) 図書の先生。 物腰の柔らかい紳士的な男性で、いつも茶色のサングラスをかけている。 ・現代 何らかの理由でT市にある実家を出て生活している。 『親を殺したいと思っている』気持ちはあってもなくてもよい。 また、T市について以下のことを知っている。 ◆T市 都内の一か所にある地域。 幼少時代から独立するまで住んでいた。 探索者達が住んでいた頃、お世辞にもT市は治安がいい地域とは言えず、犯罪率は他の地域と比べても高かった。 しかし、十年前に大手自動車メーカーとのコネクティッド・シティ計画が実現。以降は発展し、現在は理想都市としてメディア各所に頻繁に取り上げられるようになった。 市政による福利厚生が非常に充実しており、独自の助成金制度や社会保障制度も魅力のひとつ。 そのせいか、Uターン就職する者が非常に多い。

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