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伝道者 （医学、応急手当、機械修理、芸術、説得、博物学、+個人的あるいはその時代の特徴的な技能としてさらに1つの技能） 「海も枯れるまで」HO1 両親は交通事故で他界し、児童養護施設で育った。幼少期から大変綺麗な容姿で、5歳の頃に里親に引き取られる。 引き取った夫婦はとても優しく接してくれ、大事に育ててくれていたが、ある時、 「あなたのその美しい見た目は特別神様に愛された証で、それは人々に安らぎを与える為にあるのよ」と諭しだす。 それが全ての始まりだった。 あっという間に『天使様』として、夫婦の立ち上げた新興宗教のシンボルに祭り上げられたのだ。 最初は戸惑ったが、夫婦に教えられた通り信者の言葉に耳を傾け、優しい言葉をかけ、神の教えを説けば、 信者たちはみな深く感謝して、心から救われたように笑ってくれたのだ。 素直で優しい性格の彩羽は、これが自分のやるべきことなのだと、良いことなのだと心の底から信じてしまった。 それ自体は罪のあることではなかった。しかし、夫婦の思惑は別にあったのだ。 彩羽はやがて、より多くの人を救いたいと医者を目指して勉強を始めた。 信者の人たちもそれを応援してくれ、毎日勉強に励んでいた。その矢先だった。 行方不明者の捜索と言ってやって来た警察が踏み込んだ、彩羽も知らなかった祭壇の下の地下室。 何人もの信者の死体と、血にまみれた拷問器具がそこにはあった。 両親と、何人かの幹部は、快楽殺人者だった。信者を何人も殺し、拷問し、信者たちから集めた金で生活をしていたのだ。 すぐに逮捕され、両親たちは裁かれたが、慎重で長い捜査の末、彩羽は何も知らなかったと釈放された。 しかし、それで許されるほど、世間は優しくなかった。 そして、彩羽自身も自分を許すことができなかった。 どうして気づけなかったのだろう。どうして止められなかったのだろう。自分がもっとちゃんとしていれば。 何も知らなかった、では許されるわけがない。 優しい人たちを騙して、苦しめて死なせ、お金を巻き上げた、原因は自分だ。 世間からの非難、嫌がらせも相まって、彩羽の精神は摩耗していった。 どうしてまだ自分がのうのうと息をしているんだろう。 自分が生きていることが酷く疎ましい。消えてしまいたい。 そうして何度も何度も、自傷し自殺を試みたが上手く死ねなかった。 彩羽は今日も死にたいと願いながら、息をしている。 AF：パエリアマスター 今後、パエリアを作る時に限って失敗することなく調理することが出来る。 君と一緒に作った味は忘れない。また、二人で美味しいパエリアを食べよう。

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