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アンチテェゼ・ポジション　HO1 少し前に刑事に昇格したばかりの駆け出し。 目つきがあんまり良くないし無愛想なので、子供とかからはあまり好かれない。 口もあんまり良くない。そのためよく怖い人だと思われがち。（実際怖い） 見た目は怖いけど、その実真面目で誠実なタイプ。 困っている人がいたら助けるし、死にそうになっている人がいれば命を張れる、正義感が強い男。 一人称：俺 二人称：お前 ho2とは高校生のとき同じクラスだったのをきっかけに知り合った。引っ越してきてクラスに馴染めないho2を放っておけず、声をかけたことで仲良くなる。 好きな食べ物は小倉トースト。 通過 「アンチテェゼ・ポジション」 2か月の健忘症 環のことを忘れる ーーーアンポジ秘匿設定ーーー 15年前の「名古屋地下鉄爆破事件」で弟を亡くしている。 弟の名前は「花宵　瞬（はなよい　しゅん）」。 自分が生まれるとき、産科出血によって母が亡くなる。それからしばらくは父と二人暮らし。 永遠が2歳の時、父が職場の人と再婚。その人との間に子供ができる。それが弟の「瞬」。 (なので瞬とは血が繋がっていないが、2歳のときなので永遠自身はよく覚えてない) 幼いながらも、両親が弟の方を大切に思っていたことに気が付いていた。母と血が繋がっていないことも薄々感じ取っていた。 なのであまり弟のことを素直に可愛がれなかったが、持ち前の真面目さからそれなりに面倒を見ていた。 弟は明るい子だったが、人見知りなところもあって学校にもあまり友達がおらず、永遠によく懐いた。 そんなある日、永遠が9歳、弟が7歳ごろのとき。 弟と一緒に祖母の家に遊びに行く予定を立てていたが、永遠が体調を崩したことで行けなくなってしまう。代わりにおばあちゃんに会ってくるね、と言って、弟は一人で家を出ていった。 そうしてそれきり、瞬は帰ってこなかった。代わりに家に届いたのは、弟がテロに巻き込まれて死んだ、という連絡だけだった。 それから、家族の仲はすぐに壊れた。 もともと可愛がっていた瞬が死んだことにより、両親は精神を病んだ。父はアルコールに溺れて夜な夜な泣くようになり、母は宗教にはまって水を買い込んだ。家の中はビールの空き缶と、未開封の水のペットボトルが山のように転がっている状態。当然両親の仲も険悪になり、すぐに離婚の話がまとまる。 どちらも永遠を引き取って育てるだけの余裕はなく、永遠は孤児院に預けられることになる。 弟が死んで家族が壊れたのは自分のせいだ、という意識がある。 弟がいなければいいと、自分は思ったんじゃないだろうか。弟のことも可愛がれなかった自分が、あの日弟を一人で行かせた自分のせいで、瞬は死んだのではないだろうか？だから、家族がバラバラになったんじゃないだろうか。 事件の真相を明かすことが、自分にできる唯一のことだと信じている。そうすればいつか家族も元通りになるのではないかと思っている。 ho2にどこか弟の面影を重ねている。 明るいのに周りに馴染めない姿を見て、弟のことを思い出した。だから、気が付いたら声をかけていた。 今でもho2のことを放っておけない。ho2のことを大切に思っている。 ・「宵」「永遠」…ずっと明けない夜のイメージ。

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