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物心ついた頃から施設に預けられ、大学に入るまでそこで育てられていた。今は寮で一人暮らし。 自分の親のことはほとんど知らない。中学生の頃に聞かされたが、施設に預けられてから間もなくして両親は心中したらしい。それをまだ知らなかった幼い頃は”親に捨てられた”という意識が強く、両親に対する不信感がなかなか拭えなかった。今ではもう赤の他人のような感覚。 預けられた施設の先生や友達が優しくしてくれたおかげか、人が嫌いというわけではない。が、自分から誰かと馴れ合うことは昔から無意識に避けている。1人でなんとかしようとするため、悩んでも誰にも相談しないことが多い。もし怪我をしても自分で手当してしまう(→応急手当)。 大学での専攻は生物学。小学生の頃から理科が得意だった。特に植物の仕組にはやたら詳しい。育てること自体が好きで、お世話をしている時は普段のキツい目つきからは想像出来ないぐらい優しい表情になる。 植物が好きになったきっかけは昔施設のみんなで花を育てたこと。真面目なゆえ毎日欠かさず水やりをし手入れしていたおかげか、先生や他の子からも褒められるほど見事に花を咲かせた。「ちゃんと育てれば綺麗に花が咲くんだ」と感動すると同時に、自分を育ててくれなかった両親に憎しみを感じた。親と違って自分は捨てたりしない、と意地を張るようにその後も様々な花を育てるように。こんなきっかけではあるが時が経ち素直に植物が好きだと思えるようになっていった。大学生になっても変わらず趣味として楽しんでいて、今では学生寮のベランダでハーブを育てている。 興味ポイント 応急手当……(上述) コンピュータ……大学で扱っているので多少の操作はできるが、そんなに詳しくはない。 生物学……講義以外でも独学で勉強しているので周りより人一倍知識がある。すべては植物の幸せのため。 法律……まだ小学生で、両親は生きていると思っていた頃のこと。大きくなったら親を見つけ出して訴えてやろうと思い立って調べていたことがある。当時にとってはある種の精神安定剤だったのかもしれない。今となってはどうでもいい知識なので内容はうろ覚え。

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