タグ： せーんのだぶくろ

・何でも屋のような扱いを受けている少女。普段は一人で過ごし、誰に対しても余所余所しい態度を取り、他人を寄せ付けない雰囲気さえ醸し出している。だが、何処からか生まれた『困っていることがあれば椋本を頼ればだいたいなんとかしてくれる』という評判によって、何でも屋として校内外で扱われている。 　そういった頼みを断らないのは相手が大なり小なり困っているのは本当のことで、それを知ってしまうと断ることを咎められているように感じて面倒だから。 　人間不信気味だが困っている人を放っておけない性質。無茶な頼みでも引き受けた以上はどうにかできないかを考えて手段を模索する責任感を持っている。反面、自分一人で解決しようとすることが多く、それによって失敗することも少なくない。 ・物心がつく頃にはオーヴァードとして覚醒しており、独りぼっちの時に歌や声を風に乗せて飛ばす遊びをよくしていた。両親と死別した頃に他人の嘘を見抜く能力に目覚め、四六時中流れ込んでくる親戚やクラスメイトの嘘に苛まれ、人を信用できなくなる。その為、人と接することを避けるようになり、引き取ってくれた家庭にも馴染むことができていない。 　よくしてくれる引き取り手の親戚やクラスメイトに罪悪感を覚え彼らのことを信じたいという気持ちもあるが、嘘で傷つけられたくないから誰も信用したくないという気持ちも持っている。それらの板挟み、自分の本心を隠そうとして、人からの頼みを断れなくなっている部分もある。 ・将来は歌手になりたいと子供の頃から漠然と思っている。今もそれは変わっていないのだが、育ててくれている親戚家族に恩を返さないといけないと考えている為、叶わない夢だと思い見ないフリをしている。それでも、嘘や周りの声を聞かない為に日頃から肌身離さず持ち歩いているミュージックプレイヤーで流行りの曲を好んで聴いている。

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