タグ： ackaの探索者

豪胆で細かいことは気にしないタイプ。体育は苦手だけど一生懸命頑張ってるので先生からの評価は悪くない。勉強ができて、他人に教えるのもうまいので、休憩中とか放課後にプチ先生してる。二重人格であることは皆に話してる。裏人格（竜佑）は本当にいいやつなので自分と同じように接してくれ、と言っていたり、竜佑がいきなりでも授業が分かるようにノートをまとめたりしている。優しさの塊。 皆には言ってないが、夏が嫌い。セミファイナルの被害にあいやすい。それだけじゃなく、盆の墓参りでは絶対に階段でこけるし、ズボンのももについたアイスのシミは数知れず。夏バテもひどいし蚊に刺されまくるし、ろくな目にあってこなかった。そして何より暑い。思考能力を溶かし、ない体力を浪費させ、やる気を根こそぎ持っていくこの暑さが何より恨めしかった。竜佑は、太陽も空も海も全てが綺麗というが、ギラギラと瞳に刺さる強い光は苦手だった。そもそも暑さの根源ともいえるこの光線が綺麗というのは、全くもって同意しかねる。一度日傘を買ったことがあるが、台風のせいで一日でバキバキに折れた。その後三回くらい日傘チャレンジをしたが、台風だったり、風が強く、二、三日で使えなくなったので心が折れた。そもそも夏は竜佑が出てるから日傘もそんなに使わないか、と無理やり納得した。海だって大して冷たくないし、クラゲには刺されるし、砂浜を歩けば元来の鈍くささ故に火傷する。モクモクと広がる入道雲を眺めるのはまぁ悪くないが、そのあと大体夕立に遭うのでやっぱり夏の空も嫌いである。天体観測は好きな方だが夏の夜のムシムシした空気と虫の声はどうも好きになれないので、夏の天体観測はクーラーのきいた真っ暗な自室の窓から空を眺めるだけである。 夏の不幸をただただ甘受するだけでなく、自分なりに対策して、雨が降りそうだったらすぐに建物に避難するし、アイスを持った子供がいたら道の端に寄るし、できるだけ日陰を通って日差しに当たらないようにしている。だがその甲斐むなしく、ゲリラ豪雨は降るし、子供はアイスを持ったまま突進してくるし、木陰を通るたびに真横でセミが鳴き始めて寿命が縮む。自分が夏を嫌ってるんじゃない、夏が自分を嫌っていて意地悪をしてくるから、自分も夏を嫌いにならざるを得ないんだ、と誰にでもなく言い訳をしている。 竜佑は、この瞳の色は夏の青空のようでとても綺麗とよく言うが、ちっとも嬉しくない。その言葉を聞くたびに、さらに夏と、自分自身の瞳が嫌いになる。だが竜佑はとても嬉しそうにそのことを言ってくるので、いまだに言い出せずにいる。 暑さが苦手というのはみんなに話しているので、夏の間は竜佑が多いのはみんな納得している。夏はアイスがおいしいので嫌いではない、ということにしている。学校の皆にこのことを話した際、「いうて夏もいいもんだよね」という思いが言外に滲み出ているクラスメイトの物言いを見て、自分の気持ちは理解されない、と察して嘘をついた。 竹を割ったようにまっすぐな性格。だが決して驕らず、自分のできる範囲で手を差し伸べ、自分のできないことはきっぱりできないと言う。すっぱりとした物言いと朗らかな人格と人の良さから、クラスの中心にいる。 きょうすけ、という名前の響きは気に入っているが、杏という字が可愛いのはちょっと気に入ってない。童顔なせいでおばあちゃんや親せきに「杏（きょう）ちゃん」と呼ばれるのが最近の悩み。「杏介って呼んで！」って言ってるけどおばあちゃんには効果がないので諦めかけてる。 文芸部に所属している。たまにコンクールに作品を出したりもしていて、入選したこともある。 後遺症：変革者 世界を一度変革させた証。それだけ、あなたは神話生物を手繰り寄せる可能性がある。 探索者はこれ以降、何らかの退散の呪文を唱えるときの成功率が5%減少する。 もとより人狼ゲームのように嘘を貫き通すのはできなくはない。他人に嘘をついたり隠し事をすることを好まないので、避けてきただけである。本当のことを言っても、頭がおかしくなったと言われるだけなので、二重人格だったという事実は隠し、双子ということでいつも通りに振舞っている。加藤君との約束の勉強会も夏祭りも何事もなく終わり、隣のクラスに双子の竜佑がいる、という事実に早々に慣れ、普遍的で楽しい日々を送っている。 『刹夏』 『不完全なる図書館』 『カラー』 「山瀬杏介っていいます。よろしくお願いしまーす！」 「ん、今日の授業？どこが分かんなかったの？教えようか？」 「...あっっっっつ。家まで帰んのがすでにだるい.....。」 最終SAN値は92だが、最大正気度を上回っているため、最大正気度で記入。KPに確認を取る。 （アイコンはかえる様よりいただきました）

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