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「ファタールモルガナ」HO魚 舞台役者。役者としての名前は「朝倉宝（あさくら たから）」。 けして顔が良いわけではないが、役者然としており、口が良く回る。 人生経験の豊富さやセンスのよさ、多芸多趣味なのが功を奏してか、交友関係は広い。 変装をして街を歩くのも好き。「話のタネになる」とわりと好奇心は高め。 警官の父と女優の母を持つ。 幼少期は警官にさせたい父親と、役者の道に進ませたい母親の板挟みになり、 言い争いの絶えない家庭だった。最終的には父親に従い警官になった。 しかし縛りのきつい環境に馴染めず、さっぱり辞めて役者に転向した。 これにより家とは疎遠。母からはよく連絡が来るし芝居も見に来る。 夜がすきだ。何もかもを包み込み、眠りによって姦しい人間をも黙らせる静寂の夜が。 暗闇に身を置くと、すべてがどうでもよくなる。 幼い頃から夜が好きだった。しずかで、くらくて、なにもかんがえなくていい。 言い争う両親が寝静まり、自分だけの時間を得られる。 昼間の騒がしく色とりどりの世界と、夜間の静けさの落差をからだ一杯に浴びることがなによりも好き。 その夜を楽しむためだけに、華やかな舞台に立ち、人との交流を積極的に行っている。 楽しいことが好き。自らのおっかけに手を出すこともあった。 しかし、夜遊びにふけりすぎるということは無かった。 夜になると必ず、というわけではないが、 人が変わったように凪ぐような夜が多い。 自身も夜に溶け、いわば夜に恋をしている男。 その最中は人との交流を嫌い、非情になる。 夜のしじまに身を置き、空想にふけっている時に彼女に声を掛けられた。 それがどんな内容だったかまで思い出せない、いや、そんなことはどうでもいい。 私の静寂が邪魔をされた。それだけで、気付けば彼女の息の根を止めていた。 この何もない世界をいつまでも、一時さえ奪われたくなくて、 証拠を隠すために、真っ暗な溝に遺体を飲み込んでもらった。 ◇職業　「クトゥルフと帝国」より 　芸人 　言いくるめ、聞き耳、信用、心理学、説得、 　+次から3つ[回避、芸術、跳躍、登攀、変装] ◆よく持ち歩く大事なもの 　ペンダント。 　幼い頃祖母に貰った。夜色にきらめく石がはめ込まれている。 ◇女性との関係 　自分の芝居をよく見に来ていた女学生。 　自らのおっかけで、かなり熱を上げてくれているのは知っていた。 　学生に手を出すつもりはなく、明らかな好意を感じ取りつつもてきとうにあしらっており、 　関係を持たない以外の部分は、他の取り巻きの女性と同じように接していた。 　彼女の華やかな袴や表情を見ていると、やがて来る夜の静けさとの差に胸が躍った。 　「○○ちゃん」と呼んで、自ら声をかけるようなこともあった気がする。 ◆どうして、どのように殺したか 　夜、川辺で風に当たりながら物思いに耽っていたところ、彼女に話しかけられた。 　夜との逢瀬を邪魔され、反射的に彼女を突き飛ばしてしまった。甲高く年相応の熱を持った声色が、愛する夜の静かさに似つかわしくなくて、追い出してしまいたかった。 　高い川べりから転げ落ちてしまった彼女はあたりどころが悪く、虫の息ではあったが、苦しい、助けてと痛みに喚くその声も耳障りで、そのまま首を絞めて殺してしまった。 　川に沈めるのもいいだろうが、いずれこの海老茶の袴が浮き上がってしまうことを想像する。それは、夜の漆黒には不要な色だ。 　浮き上がってこないよう、見つけられないよう。誰にも邪魔をされないように、彼女をばらばらに切り刻み、黒い溝に捨てた。 ◇特徴表 ・芸術的才能　任意の芸術技能にINT*3 ・前職　以前は別の職についていたか、幼少期に得難い経験をしている。EDU*3を前職の職業上の技能。 ◆花言葉 72 夜顔（よるがお） 「妖艶」「夜」 時間が貴方の顔を変えるだろう。計算高く、全てを手繰ろうとし、きっとそれは成功する。 皆の心を抱く笑み。誰も貴方の夜の顔に気づかない。また今日も夜がやってくる。貴方の夜が。 ▽生還後 ・不定　殺した女（静子）の持ち物に執着する（ハンカチ）　3か月 ▼取得呪文 ・物に魔力を付与する 魔力を込める物は、呪文の使い手にとって思い入れのある物であり、かつ傍に置いた時間がある程度長い物でなければならない。 呪文の使い手は呪文を一度使う度に、POW を1 ポイントと1D4 正気度ポイント、そして自らの血液を一滴とその物に関する記憶の一部をコストにする。 魔力を付与する対象に血を一滴つけ、呪文を唱えることで任意のマジックポイントをその物に付与することが出来る。 物に付与したマジックポイントは、呪文の使い手のみ使用することが出来る。 この呪文は別の呪文の補助として使われるためのものであり、武器に付与したとしてもその威力が上昇することは無い。 ・ヴ―ルの印 （基本ルールブックP252） 手の動作であるヴールの印は、クトゥルフ神話の呪文をかけるための助けとなる。この印を使う者はコストとして 1MP と1 正気度が必要である。手の動作は2 ～ 3 秒しかかからないものだが、クトゥルフ神話の呪文の成功率を5%高くする力がある。 また、場合によっては見えないものを見えるようにする力がある。 ・再度の屈辱 （基本ルールブックP258） 呪文の使い手はかつて自分が殺した人間の亡霊を無理やり出現させることができる。呪文をかける為に1 ラウンドの時間がかかり、1D6+1 正気度ポイントのコストがかかる。 霊は自分が死ぬ直前の動作を再現しなければならない。 霊は物質的な存在ではないので、物を投げつけたり、弾丸を撃ち込んだり、殴りかかったりしても、すべて通り抜けてしまう。また霊の方でも、どんな人にもどんな物にも物理的なダメージを与える事は出来ない。 ただし見る者に正気度喪失を起こさせるかもしれない。 【HO 魚】 あなたは『魚』を捨てた。 あなたは真っ黒な溝に遺体をバラバラにして捨てた。 必須：探索者は「よく持ち歩く大事なもの」を一つ決めること。これは殺した女性に関係してもしなくても構わない。 推奨技能：目星、聞き耳、回避、高POW（15以上推奨）、アイデア 準推奨技能：戦闘技能、隠れる 職業：自由 性別：自由 【殺した女性について 探索者二人は、それぞれ別の女性を殺す。 女性との関係、殺害方法、殺害理由は自由に練ることが出来る。どんな善人でも殺人を犯すことは確定となる。 しかし、名前と顔は思い出せない。 （ぽっかりと顔だけ抜けたような、あるいは顔にだけ靄がかかったような、モザイクがかかったようなイメージです） 殺した女性の年齢/APP/SIZ はKP によって決定される。KPから提示するAPPやSIZ は顔以外の要素として関係性を作る際に、取り入れることが出来る。 例：印象が良かったから声をかけたのが出会い、指が綺麗だった、小柄で頭が下の方にあった等 女性と血縁関係や義理の家族といった関係はできない。最低限名前を知る関係推奨。( 開始時、名前を「知らない」ではなく「覚えていない」となるため) どんな善人PC でも殺すことは確定となります。

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