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確かな腕と共に黒い噂の耐えない医者。 医者の両親の間に生まれた彼はドイツ人とのハーフで、幼少期は日本で過ごした。 学生時代は両親に認められるべくひたすら勉強漬けの日々。イギリスやドイツにも留学し、医学知識を深めた。 しかし幾ら知識を得ようとも渇望を潤すことの出来ない日々に、彼はやがて気が付いてしまう。 自分は人々の病気や怪我を治したいのか？　──いや、そうではない。私は知りたい、人を、命を。 毛細血管から噴出する鮮やかな血を浴び、生を訴える臓物の脈動にときめき、──肉を、斬りたい。 そうして彼は裏社会と繋がりを持ち、いわゆる闇医者としての一面を持ち始める。 聖人の顔で少女の命を救ったその手で、暴力団の体からピストルの弾を摘出し、そしてその見返りに「消された」者の肉塊を受け取り、 それを慣れた手付きで解剖した──そのように彼は、自分の知的探究心を貪る日々を送っている。 因みに彼にはカルテという娘がいる。娘は体の一部に障碍を抱えており、それを治す為に「パーツ」を探しているという噂がある。 妻は行方不明ということになっており、カルテは彼の院の看護師達から母親の如き愛情を注がれている。 彼も彼で、彼なりに娘を愛している。 技能メモ 彼は人を治すことに対してあまり積極的では無い。その為、医者としては異様な程に応急手当が低い。 彼は臓物の脈動、胎動、鼓動、そういったものに興奮を覚え、聞き耳が成長した。 ・麻酔無しで人体解剖を行う 人体解剖学は医学の一分野としてはメジャーであり、必修科目である。それが故に、職業的にもある程度深まっている。 しかし彼の底無しの欲求は、麻酔の有無をものともせず、拷問めいた方向性に特化していった。 ・人体実験 医療行為というものは視点を変えれば人体実験の延長線上に存在する行為である。 例えば投薬や手術等による経過観察は、言いようによっては人体実験だ。 しかしそれでもこの技能が医者として成長するのは僅かなものであろう。 医療行為は原則として過去の「人体実験」の成功例に則って行われるものであるからだ。 それ以上に彼の人体実験への造詣が深まってしまったのは、彼が秘密裏に肉を切り拓いていった、その証左である。 精神病・その他の状態メモ サドマゾヒズム（加虐被虐性愛）、ヘマトフィリア（血液性愛） 彼自身が自認しているのがこの2つ。未分類の異なる症状もあるかもしれない。 ◆通過 腕に刻まれる死　とある男を人体実験の為に拐う。少女を依存させて操れるようになったかもしれない。 面識：巴宮子（ひろみちゃん）、堀健太郎（ミラクル）、山田克実（けいる） 生命の知識　村でちょっとトラブったので病院に帰ってからが大変だったがね、黒木君とマサオカ君は良いモルモットになったよ。 面識：黒木しげる（taiga）、伊藤ゆみか（ocin）、家屋宗士（いちお）、"運び屋"マサオカ（アカサカ）

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