タグ： 蹂躙 杜みつき

柳月国では遺伝的に黒髪黒目の人種で生まれるが、璃条幽斗(以後璃条と記載)は片方が赤い目であったため国の中で忌み嫌われる存在となった。家での扱いに危機感を覚え家出したところで後に璃条の師匠となる璃条宗光(るりじょう　むねみつ)に拾われる。その後修行を受けながら育つも、15歳の時に宗光は亡くなってしまう。生きるためのお金を稼ぐため、軍隊に入ることを決意。その後頭角を現し、忌み嫌われきた過去とは打って変わって「赤眼は希望の目」と評されるようになる。 宗光は月宮国（柳月国付近にあった小さな島国）出身であったが柳月国に母国を攻められて居場所を失い、文化が似ていることを逆手にとってあえて龍弦国に転がり込んだ。母国で唯一生き残った”月宮刀”の使用者である。宗光は自国が攻められたとき、一兵士として戦うも直ぐに離脱。戦いを好まず、人の命を重んじた。 宗光が瑠璃に刀を教えた理由はいつ戦場になるか分からない情勢の中で瑠璃が生きてられるようにという自己防衛のための刀だった。しかし、瑠璃は防衛だけではなく、防衛のために宗光が放つ攻めの刀の振りも見て学んでしまう。 軍に入るしか選択肢の無かった璃条にとって第三次世界大戦においての戦いは辛いものであったが、自分が倒せばすべてが終わると信じ、戦場に立ち続けた。回数を重ねるごとに迷いは消え、より冷徹に力をふるうようになる。その様子から今までに死んでいった者の怨念の表れだとして「赤眼の亡霊」の異名をもつようになった。夢は師匠が夢見た「戦いの無い何気ない日常を過ごす事」。璃条は世界平和を目指す。 他国に対しては好きも嫌いもない。ただ、この戦争を長引かせようとする国に対してのみ嫌悪感を抱く。 柳月国の軍は見方を鼓舞するような掛け合いや声掛けが多い中、瑠璃は指示を受け、また指示を出し、自らの役目をこなすだけだった。軍の人との関わりはあまり持たず、淡々とした態度は赤目と同様に異端さを感じ取る原因ではあったが、周りにはないクールさにあこがれを持つ隊員も少なくなかった。 瑠璃の所属部隊はいわゆる特攻部隊。指令されればその通りに動くし成功率も高め。瑠璃がいること、そして将軍自ら突っ込んでいくスタイルのため特攻隊でありながらも軍の中で実は人気の部隊でもある。（近いと瑠璃の剣さばきを見れる。同じ軍でもめったに見れない。） 月宮刀…かつて月宮国で製造された武器。他国の剣に比べより洗練された技法により鋭い切れ味を持つ。この刀をつくれる刀鍛冶は既におらず、またB国によって刀はすべて鉄素材として燃やし尽くされた。璃条が持っている刀が世界に残された最後の刀である。（紅酒と白酒） ・必殺ボイス「せめて、よき夢を　夢幻・月花酒」 ・勝利ボイス「いずれ来る終わりは、まだなのでしょうか」 ・敗北ボイス「…あぁ、ししょうに、あわせるかおが、ない、ですね…。」 柳月国（りゅうげつ） 名ばかりの民主主義国家。現在は軍が政権を握っているに近い状態。隣国を自国に吸収し、他の強豪国に対抗すべく軍事への力が入っていった。 文化…日本と同じ（日本刀はない） 月宮国（つきみや） 柳月国に近い島国　火山がいくつか存在し、そのため火薬の原料となる硫黄がよくとれる場所である（それを理由にB国に攻められる） 文化…日本と同じ（日本刀として月宮刀がある）

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