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白石　弥生（しらいし　やよい） 非常に気が弱く、自己評価も低い少年。 対人恐怖症と吃音症を患っており、人と話すことが苦手でいつも自信なかさげに俯いている。 何かを思っていても、聞かれるまでは自分の考えを話せない。 その為か学校でも酷いいじめにあい、見えない部分の傷や痣が絶えない。 本人はその状況に対して異常を感知できなくなっている為、何も言わずに受け入れている。気がつけば応急手当てもかなり手際良くできるようになっていた。 しかしいじめに関し教員から誤解を受け停学処分になって以来、その期間が満了してからも学校に行くことができずに引きこもっている。 家庭環境について。 両親が3度にわたり離婚をしている。 1度目は父に引き取られ、2度目は再婚相手の母、3度目は長い裁判の末、押付けられるようにその再婚相手の父に引き取られた。 現在の家族に血の繋がった親族が居らず、肩身の狭い思いをしている。 現在の両親とは会話をする事もなく食事も別々に取っている。 部屋に引きこもり学校に行かなくなったことに関しても何かを言われることはない。 実の両親と暮らしている時は、怒鳴り声が止まない環境にいた。自分の言葉が両親の言い争いの引き金になる事も多く、時には暴力にまで発展していた。 その事が酷いトラウマになり自分の意見を言う事は愚か、自分自身の考えを持つ事さえ苦手。 実の両親の時に4回、次に１回、現在の両親とになってからは2回児童相談所から注意を受けている。既に様々な検査も受け、精神疾患の診断も出ている為、月に一度精神科に通院している。 精神安定剤も処方されているが彼自身、精神に負担が掛かっていることを自覚できていない為、それを飲む事について疑問を抱いている。 実の父から貰った絵筆のセットが宝物。 実の家族との繋がりが途絶えていると感じている彼にとって唯一それを感じる事ができるもの。通院時等もかならず持ち歩いている。 父の影響で絵を描いているが、何かを感じるものが描けるわけでもなく、才能を見出すことができずにいる。 風景画やデッサンなど見たものをそのまま絵にするのが得意。 （中学生の中ではかなり上手い方ではある。）

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