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クトゥルフ PC作成ツール
鍵迅 三胡渡 (かぎはや みこと)
ID:4089670
MD:8cdbb2cbbbda75867696a85bf3f6c3e4
鍵迅 三胡渡 (かぎはや みこと)
タグ:
冬子PC
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生まれ・能力値
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その他増加分
一時的増減
現在値
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APP
SIZ
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初期
SAN
アイ
デア
幸運
知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
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初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
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<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
海も枯れるまでHO1 の秘匿内容を含みます。 現行未通過の方は閲覧をお控えください。 10月18日生まれ、天秤座。男性。 見目が良い。 子供の頃に病気で心臓の移植を受けた。 移植を受けるために長期間を病院で過ごす。 ドナーは見つからないんじゃないかと、家族も、医者も諦めかけているように感じられたし、だから自分も「そう」なのだと、見つからないのだろうと、覚悟していた。 弱った体で、補助心臓付きでは、思うように動けないことばかりで。夢を見ること自体に意味がなく思えた。将来やりたいことも、退院したら行きたい場所も、食べたいものも、何もない。病院生活は苦しくて、毎日訪れる家族に「もう僕のためにお金なんてかけなくて良いよ」と何度も言いたくなったけど、言わなかった。生きることを望まれているから、生きていた。 死神の姿を知っている。 夜になると病室の隅にぼうっと立ち尽くして、こちらをじっと見つめているのだ。黒いローブの中に暗闇があって、顔はないけどそこに目があると分かった。死神は、反対に、僕の死を望んでいた。刈り取る時をじっと待っていた。 ある日、その死神が目の前に現れた。それから息ができなくて、頭が真っ白、というか、水色のソーダが一面溢れたような映像、体の感覚を失って、すぐに何も分からなくなった。もう死ぬのだと思った。僕の人生はこれで終わり。つまらなくて短い人生だったけど、これが運命だったのだから仕方がない。 * 目が覚めた。 病室。窓。馴染んだ青い布地のカーテン。 布団の重みを体に感じる。人工呼吸器で視界が狭い。でもちゃんと見える。両親がいる。 あの後僕は長い間意識を失っていて、もうこのままでは回復は見込めないと全てが終わるところだった。けれど奇跡的にドナーが見つかって、両親はすぐに頷いて、移植が行われ、僕は生き返った。生き返った。生きている。 嬉しい、という感情よりも。まだ苦しまなくてはいけないのかと。有り余るほどにまだ長い人生を、どうやって生きていけばいいのだろうと、不安が体いっぱいに広がった。 でも、みんな、喜んでいた。だから、とりあえず、一緒に笑った。 * 時限装置が止まったとはいえ、体は弱ったままで、上手くできないことばかりだ。 それでも周りが望むことを必死に練習して、必死に覚えた。学校にも通えるようになった。同い年の人間たちが、「何を知っていて」「何を語り」、「何をできるのか」を見聞きするほどに、焦りと不安が増した。当たり前のように学校に通う未来とか、仕事に就いて、何を成し遂げるのだとか、家庭を持って、老後はどうしたいとか、そんなこと想像したこともなかったし、何周も遅れたスタートからの距離を埋めるために必死にならないといけなくて、どうしてこんな風に、わざわざ、苦労しなければならないんだろうとずっと思っていた。 * 生きることは、やはり苦しいばかりだ。死んでしまえていたら良かったと悔やむ。これは裏切りかもしれないけれど、それでも、もう一度……そう思ってカッターナイフで手首を切った。手が震えて、大した傷にならない。死んでしまいたい「僕」とは裏腹に、移植された「心臓」ばかりが強く鼓動して、生きたがっている。きっとそうだろう。「彼」か「彼女」か、かつての心臓の持ち主はきっと生きていたかった。運命の上では「僕」が死ぬはずだったのだ。そして「彼/彼女」が生きるはずだった。それで良かったのに、僕は「彼/彼女」の命を奪って生き延びている。その命の渇望が伝わってくる。生きてくれと僕に望んでいる。それでも、僕は、生きるのが怖い。 * 取り立てて勉強ができるわけでも無いと思うし、体が弱いからスポーツもほとんど出来ない中で、どうしてか分からないけれど、生徒会に推薦された。 推薦されたから、望まれているから、役割を担った。人々は喜んだ。人に望まれたことをしている時だけ安心できた。何をして良いのか分からなかったから。 ずっと、この途方もない人生の生き方が分からない。果てしない地球での暮らし方が分からなかった。何をすれば良くて、何をするべきで、目的地がどこなのか? 幼い頃は病室の中だけが自分の町で、精々病院の建物までが自分の国、頑張って広げたところで実家とか、母さんと一緒に行ったことのあるスーパーとか、病気になる前に父さんと遊んだ公園、トンネル、クリーニング屋、婆ちゃんがよく話に出す梅の木、犬が煩い家、病室の隣のベッドにいた男の子が通っていたらしい学校とか、それくらいまでが「世界」だったのだ。 その小さな世界に比べて、今目の前にある世界があまりにも広すぎた。アダムがイブを選ぶのは当然だ。だってイブしか居なかったんだから。もしそこに、イブ以外にもたくさんの女性が暮らしていたのなら、アダムはイブを選んだだろうか? 数えきれない選択肢の中で、自分のための何かを選ぶことが、僕には難題だった。 * 「体が弱いので」というのは便利な言い訳になった。その一言さえあれば、僕はまたあの頃の狭い世界に戻った気になれた。狭い場所は心が安らぐ。 食べられない日々を過ごし、眠れない夜を繰り返し、取り繕って、取り繕っては、耐えられなくなって命を捨てようと試みる。その企ては、何度やってもうまくいかなかった。恐怖からか、「心臓」の所為か、周りがそう望まなかったからか。死なないまま、また、生き続ける。 * 結局、ターミナルケアの看護士になった。 病院に通う内に医療関係者との間でツテが出来て、仕事を紹介してもらえたのだ。もし自分が倒れることがあっても、病院がすぐそこだから人に迷惑をかけずに済むのも良い。 人生の終末を迎える人々を、介助して、友人になって、見送った。「死神」の姿はもう見えなかったけれど、かつての縁故か、あるいはただの第六感か、「今死んでいくのだな」という人間のことはなんとなくわかった。だから予感がしたら、必ずそばに付いて見守った。安らかに死んでいく人、呪いを口にする人、苦しそうな人、死の有り様は様々だ。 「あと○人死んだら、僕も死のう」。そんな風に考えながら、日々を過ごした。 * 自殺を試みる。もう何度目かの挑戦。けれども、今度こそは、成功できると思う。 ずっと、何をすれば良いのかが分からなかった。考えることをしてこなかったから。考えることが許されていなかったから。夢を見て、努力して、成果を得る。そんな当たり前のことが、遠いものに感じられる。 だからずっと、誰かの望むことをしてきた。 望まれるように生きた。 「僕」が、「僕自身」が望んで、選んで、実行したことは、これがただ一つ。 だからどうか、ただ「生きてきたこと」を「あなたはよく頑張ったのだ」なんて言わないで、「死に踏み出した勇気」こそを、「果敢だ」と讃えてほしい。 🎶プラネテス/キタニタツヤ https://youtu.be/u3NTknpzRvs モチーフ: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%AB
※
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