タグ： PC クトゥルフ 教授

とある中学校で英語教師をしている。極力板書を行わず、手作りの英単語カード（磁石入り）を使った授業を行う。また、文法よりも聞きとれること・話せることを重視しており、海外アニメーション作品や映画を利用した授業を行うこともある。中四国出身。好きな食べ物はおでんのはんぺん。嫌いな食べ物はカニ。 物静かで表情筋が常に死んでいるが、内では激しい感情が渦巻いているタイプ。後述の理由から心を許せる友人が皆無のため、月夜の本当の性格を知るのは彼女の両親くらいである。 両親との仲は非常に良く、特に母とは親子というよりも姉妹と言っても差し支えないような関係性である。 また、両親の影響から海外アニメーションが大好きで、原作となる絵本や小説などを買っては読み漁っていた。そのうちにこの作品たちを本国そのままの形で楽しみたいと英語を必死に学び、現在に至る。 ディズニーよりもカートゥーンネットワーク派。 生まれつき首から両腕・腹部に至るまで爛れたような痣が広がっており、そのことがコンプレックス。整形手術を受けたい気持ちはあるものの範囲が広すぎて費用が嵩むため諦めざるを得ないのが現状。せめて同僚や生徒に見られないようにタートルネックと手袋は手放せない。 程度の大小にかかわらず下ネタが大嫌い。Sixを発言するたびにニヤニヤしたりする生徒には凍てつくような視線を投げかけたうえで、心の中の内申点を下方修正する。 作成時年齢：32歳(2021/9/29) ＿＿＿＿＿＿＿ ・〇◎以下ネタバレ注意◎〇・ ＿＿＿＿＿＿＿ ：ソープスクール用： ○HO1：私からの視線は冷たい ○担当教科は英語 ○1.いじめについてどう思っているか ・○教師としてのタテマエ○・ 「いじめは、絶対にやってはいけないことです。だれもヒトをいじめる権利なんてありません。……いじめなんて軽い言葉に感じますが、やっていることは犯罪行為なんですよ」 ・○教師としての本音○・ 「もし、私のクラスでいじめが起きたら。私はその子を救えないかもしれない。もちろん全力をあげていじめを無くそうとはするのですが。 　……私、実は子供が怖いんです。教師なんて立場ですが、未だに顔をちゃんと見れない。あの時(いじめを受けていた時)のことを思い出してしまうのもそうなんですが——産まれるはずだった命のことを思い出してしまう。子供たちの無邪気な笑顔を見るたびに、あの小さな骨壺が頭を過ぎる。……教師、失格ですね」 ・○月夜個人として○・ 「私は、私自身がいじめの被害者側の人間です。いじめという言葉も、行為も、全部嫌い。私の人生を狂わせた１番の原因ですから。もし、いじめを受けていなかったら。仲の良い友人たちと騒いで、素敵な恋をして、結婚して、子供を産んで……。その全てをいじめによって奪われたんです。 　例えどんな理由があろうとも、いじめをする側を許せるわけがない。……アニメや漫画の世界のように、過去に戻れるなら。きっと私はあいつらを八つ裂きにしてしまうでしょうね。」 ○2.美影の死についてどう思っているか。 ・○教師として○・ 「担任として、彼女の自殺の原因に至れなかったこと。そして、それがもし彼女の心の問題だったとするならば。気づけなかった自分が憎い。 　もっと彼女に関わればよかった。一介の教師として、ひとりの生徒に入れ込むなんてできない、なんて思っていましたが命を救えたかもしれなかった。後悔ばかりです。 　美影さんのご両親には、どれだけ謝罪しても足りないと思います。」 ・○月夜個人として○・ 「ねえ、だから言ったでしょう。私、教師失格なんです。だって自分の生徒すらちゃんと向き合えていなかったのだから！」 ・○月夜個人として……？○・　　●文字化けを、復元しました 「ほんと???私だって死にたかった???レイプされた。赤ち????を産めなくなった???人の顔が見れなくなった?????部全部全部全部全部、投げ捨てて死にたい。死にたかった???でも???私には死ぬ????がなかった?? ?@羨ましい」 ⁂ ○過去（いじめ）について（補足） いじめの根本的な原因は月夜の身体を蝕むようにして存在している痣の存在だ。 小学生の頃は、小さな頃から共に遊んでいた理解のある友人たちがいたためいじめはなかったのだが、中学になり別の学区の子供たちも同じ学校に通うようになってからいじめの標的になってしまった。 最初は悪口・陰口から始まり、その時に月夜を指し「病原菌」と呼ばれた。それが自身の身体の痣を揶揄していることは火を見るよりも明らかだった。 次第にいじめは、机に落書きをされる・私物を隠される・トイレの個室に閉じ込められる・食事の中に虫を混ぜられる・川の中に突き落とされる……などエスカレートしていくが、両親にはどうしても話せなかった。心配をかけたくなかった。我慢すれば、いつかは飽きてくれると意地になっていたのだが、遂に耐え切れなくなりいじめの中心的メンバーに直談判を行った。 「いじめの証拠は全部残しているの。警察に通報してやる。あんたら全員、犯罪者だ」 しかし、これは火に油を注ぐ結果となってしまった。 「病原菌の癖に生意気言うな」「少年法？があるから警察なんて動かない」「そもそも病原菌の話なんて信じるはずないじゃんｗ」「ニンゲンじゃないもんねｗ」 そう口々に言われ、月夜は無理やりに人気の少ない路地へと連れ出され集団からの暴行を受けた。いじめの証拠——なけなしの小遣いで買ったボイスレコーダーなども粉々に壊されてしまった。 「ねえ、病原菌さ、またゼッタイなんかするでしょ。セックスしてる動画撮ってさ、うちらで回しとこうよ。また逆らってきたらさ、ネットのキモイおっさんたちにその動画売ろｗ」 それは誰の一言だったのか。いいアイデアだと同意の声が各々上がり、月夜は——。 ひぐらしの声が遠くから聞こえる、夏の夕方のことだった。 14歳の冬、生理がいつまで経っても来ていないらしいことに気が付いた母親に月夜は問い詰められる。最近ずっと暗いこと、仲の良かった友達と遊ばなくなったこと、よく物を無くすこと、怪我が増えたこと。事実を懇々と並べられ、本当のことを言ってほしいと泣かれた。親の涙を見るのはそれが初めてで、母親に感化されたかのように月夜自身もボロボロと泣き出し、いじめを受けていることを告白した。 いじめの発覚からは、永遠に終わらない地獄ような日々が嘘のように慌ただしい日々を送った。 まずは、妊娠の発覚。妊娠は12週を越えており、中絶にも出産にもリスクが伴うと医師に言われたが、絶対に産みたくないと強く主張した。誰の子かわからないし、誰の子であったとしても子供の顔を見るたびにあいつらの顔を思い出したくなどなかった。 続いて、警察への通報。月夜自身は反対したが、両親は首を縦に振らなかった。しかし、警察は性的暴行を受けている月夜の動画が存在し、主犯たちの気分次第でネットの海へと放流される危険性から、表立って介入するのは得策ではないと判断した。 最後に、引っ越しそして転校。警察からのアドバイスもあり、転校理由は父親の転勤という形になった。今まで住んでいた中四国の小さな町から、関東の方へと引っ越しした。転校後は物静かで表情が変わらないことから不気味がられてはいたが、いじめが再び起こることはなかった。 精神的なものなのか、現在でも月夜は生理がきていない。もうきっと、子供を成すことも成したいと思うこともないのだろうと考えている。

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