タグ： 削磨の探索者

カミカリジンジ。神狩家一族の第3子・3男。 美しさのあまり光源氏というあだ名をつけられた輝幸(APP18以上)と常也の父・克己を兄に持っている。輝幸の顔は実際に暗闇で光ると島の七不思議で語られているが真相は定かではない。双子の妹に気と力の強い志乃と心臓と心が鋼でできている穂香がいる。双子の妹たちや兄の克己とは関係が良好であるが、顔が光る兄・輝幸との仲はぎこちない。輝く美貌だけではなく男らしいものをすべて持ち合わせており、仁慈にはその姿が眩しく映っている。同時に彼のまとっている圧倒的なオーラに他人のような印象を抱いており、それが兄弟仲のぎこちなさを加速させている。 精神的に打たれ弱く、筋力も同年代の男子より劣っていたため、周りからは女の子みたいだと揶揄されていた。いじめられそうになった時には生来のすばしっこさで逃げその場をやり過ごしていた。しかし、クラスメイトに言い返すことができない彼はだんだんと、内向的な性格になっていく。力が弱かったこともあり、漁師としての将来もあまり期待されていなかった。「知らないから怖い」という何かの本で読んだ言葉を信じ、彼はコツコツ勉強をつづけた。島の外の学校に入学が決まり、一度島を出た。最終学歴・大卒を引っ提げて彼は故郷へ帰還した。帰った理由は「都会は人が多くて疲れる」であった。しかし、システムエンジニアとしての職は本土で獲得しており、それ以後自宅で仕事をする日々を送っていた。 10年前に島を出た理由は簡単に言えば「島の電波があまりよくなかったから」。前述したとおり、システムエンジニアとして島で在宅での仕事をしていた仁慈であったが、記録的な台風被害で自宅の電波環境が一気に変わってしまう。はじめは本土に通っていたころにできた友人が貸してくれた機材を使って仕事を続けていた。しかし、後々それが私的にあまり使ってはいけない系統のモノであったと判明し、大人しく返却。結果的に仕事がままならなくなった。最終手段として、事の顛末をを書いた手紙を本社に送ったところ、特例措置として本社勤務に。その際に社宅も用意されたため、引っ越すことになった。 10年の時を経て、仁慈は島に帰ってきた。 理由はただ一つ＿＿彼の勤めていた職場はとんでもないブラック企業だったのである！ ただでさえ都会は疲れるというのに、睡眠時間を削られ、給料を削られた彼の心は簡単に折れた。 絶対にここから脱獄してやるという決意から、彼は逃走を図った。 職場の社宅に退職届を残し、彼は脱走した。鍵を開け、時には己の関節を外し、狭いところをくぐった。 大学で専攻した物理がまさか職場からの逃走に役立つなんて！という場面もあった。 島に帰ってきた彼は故郷の港に辿り着き、ショーシャンクの空にのようなポーズをとったのであった。 そんな閉鎖環境にいた彼は、悲しいかな、島の状況はマジで全然わからない。 誰が何の目的で戻ってきたとかも知らない。なんで父さんや姪っ子甥っ子がいるの？！ ちなみに携帯は一度解約してから新しいのにした。電話番号は持ってるからライン交換してくれ。 「もしもし、神狩です。いつもお世話になっております」 「どこにいたって……ちょっと言えないとこ」 「私はゴミムシです」(心が折れたモード) 「父さんは健在だったみたいで、何より」 ★通過シナリオ ・三本足オリジナルシナリオ ★習得呪文 ・魚を引きつける(るるぶ：P.258)

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