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■エコーチェンバーと愛と哀KPC ▼推奨技能：RPを楽しむ心、三大探索技能、アイデア ▼準推奨技能：低すぎないHP、組み付き 【職業】暴力団組員 職業技能P：[EDU×10+STR×10]または[EDU×10+DEX×10]　後者90+150=240 言いくるめ、経理、信用、心理学、説得、図書館、値切り、法律 +次の技能から2つ選択　隠れる、こぶし（パンチ）、キック、組み付き、武道（任意）、日本刀、ナイフ、拳銃 特記：EDU-1、STR+1 【性格】 一人称：オレ　二人称：お前、こいつ 【特徴表】 【6-9/行方不明の家族】 探索者には行方不明の家族がおり、キャンペーンの間に現れるかもしれない（例えば、海で遭難した、異国で死んだと思われる、他の親族に連れ去られた、など） 【5-8/大酒飲み】 酒にはめっぽう強く、酔いにくい。アルコールを毒のように扱う場合、探索者はすべてのアルコール関連のPOTを2分の1（端数切り上げ）にする。 ・・・　下記ネタバレ　・・・ ●NPC KPに作成してもらうNPC。 名前・性別・外見自由。年齢はPCと同じ。 PCとは同じ児童養護施設の出身であり、幼馴染の関係である。施設時代にはPCに恋心を抱いていて、結婚の約束と共にPCにお揃いの指輪を渡している。とある夫妻に養子として迎え入れられ、6歳の時に施設を出てから、PCとは別れたきりである。 実親がおらず自意識の芽生えからずっと施設にいたことから、自分が自分として愛されたい、代替不可能なただ一人の存在として愛されたい、自分自身を選んでほしい、という願望が非常に強い。これは生まれつき満足な承認を得られなかったことによるアイデンティティクライシスに端を発する、危機回避願望である。 養子になることを決断したのも、自分が選ばれたことが嬉しく、またそれにより自身がただ一人の存在として愛されることを期待したからである。しかし、養子縁組を結んだ夫妻はNPCに亡き実子の面影を見出したことで引き取る決断を下していた(自分が良いから選ばれたのではなく、実子の代替として選ばれ見られていた)事実を知り、その期待は破れる。 NPCは、PCとの結婚の約束を思い出したことで「PCは指輪を受け取ってくれた→PCはあの時自分を選んでくれた・愛してくれていた、そして約束したのだから、今も自分を愛してくれている」という思考に至り、PCを自らの精神の柱・アイデンティティ確立のために不可欠な存在として想うようになる。一種の神格化であり、PCを信仰の対象としたようなものだ。 成人後のNPCは、KPCとPCの交際を知り、シナリオ中にPCを殺害しようとする。自身がPCに選ばれていなかった・愛されていなかった事実に耐えかね、選ぶ側を消し去ることで、愛されない苦しみから解放されようと考えたためである。また、KPCへ向けられたPCの愛をKPCから取り上げる意図もあった。しかし誤ってKPCの方を射殺したことで、「KPCを消した今、PCが自分を選ばない理由はなくなった」と考え方が変わり、幼い日の結婚の約束を果たすために再度遊園地に現れる。PCが断ると、NPCは自分の現在と未来にいよいよ失望して拳銃自殺する。 NPCが求めているのは、薄っぺらではない「愛してる」の言葉だ。それは恋愛でも友愛でも良い。 作者はこのシナリオにおいて、「運命を自らの手で変えられる存在=探索者」と定義している。そのため記憶喪失の彼/彼女をKPCと定義し、自殺する彼/彼女をNPCと定義した。しかし、【エンドP-約束】に到達した場合のみ、彼/彼女をKPの手持ち探索者としてもらっても一向に構わない。

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