タグ： あなたの心の最寄り駅

【人格】 およそ何事もそつなくこなすことができる、非常に手先が器用な青年。 易やタロットカードといった卜占(ぼくせん)が専門の占い師を生業としているが、彼の顧客の中には未来を見てもらうことそのものよりも「斎が真摯に自分の話へ耳を傾け、人生を案じてくれる時間」を求めている者も多い。 一種の教祖体質とでも呼ぶべき不可思議な吸引力を持つ人間であり、その根源は他人の思考を正確に読み取る洞察力と人類学に精通しているが故の多様性への寛容さ ─── つまり"ひとに寄り添う能力"である。 斎本人は占いというものを「潜在意識を引きずり出すひとつの手段であり、科学的な根拠のあるセラピーに近いもの」と割り切っているため、コールドリーディング(事前に情報を集めず相手の心を読むテクニック)を活用することに罪悪感は一切ない。誰かに占いについて訊ねられれば『僕に特別な力などない、人より少し勘と要領が良いだけだよ』と穏やかに微笑むことだろう。 しかし彼が神仏や霊魂の存在を否定しているかというとむしろ逆であり、オカルトと呼ばれる範疇のものは(今現在の人知が及ばないだけで)いずれは科学でその存在を解明・証明されるものと考えている。 【来歴】 実家は北海道北見市のハッカ農家で、かつては市内でも有数の豪農であった。盆暮れに里帰りをすると今でも斎を「ハッカのボンボン」と呼ぶ老人達がおり、彼はそういった人間を毛嫌いしている。 幼い頃から実家を継ぐことを前提に育てられてきたが、大学四年間だけは好きなことを学んでよいという両親からの許しによって国立大学の文学部人文化学科へと進学した。 父は斎が大学三年の冬に病死、母はその翌年の秋に自死しており祖父母や兄弟はいない。現在、天涯孤独の身である。 立て続けに両親が亡くなったタイミングで電力会社から発電所建設のための立ち退きを打診されたため、ハッカ畑の土地をすべて売却し卒業とともに都会へと移り住む流れとなった。 卜占は元々占い師だった斎の母親が彼に教え込んだもので、その知識を活かして占い師として身を立てたのが現状である。 技能は職業表「超心理学者」準拠。 オカルトを信じている人に対する〈言いくるめ〉〈説得〉+10% 特徴表2-5【鋭い洞察力】 優れた感覚の持ち主であるため〈目星〉に+30%

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