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通過予定シナリオ：「商・不幸堂」HO2：あなたはHO1から不幸を買って幸せになりたい。 不幸体質なおじさん。「不幸」と「死」に魅了され続けている闇医者。自分の不幸によって最愛の人が死に、その時に不幸のおかげで自分は愛してもらえると勘違いしている。悲しい人。 医大に通っていた時代に優しさで助けた人がマフィアの人でそのまま命を狙われるようになった。表向きには行方不明になっている。 そのまま助けた人から護身術やらこっちの世界での生き方を教えてもらい、闇医者として生活している。(戦闘技能、隠れる、医学、芸術【解体】) 芸術【解体】：肉を骨から絶ったり、体をバラバラにする。お肉とか捌く。お肉は様々なもの(魚、鳥、豚、牛、人等)を捌ける。自分で切った断面をゆっくり観察するのが好き。落ち着きたいときとかにもやるかも。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿以下、私の趣味です、設定という名の小説モドキ、読まなくても大丈夫です＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 僕は生まれた時から不幸体質だった。学校の行事ごととか大抵雨。ジャンケンとかも読まれやすいのかなんなのかわかんないけど大切な時ほど勝てた試しがない。運動なんて最悪。ボールは顔面に当たるわ、女子の前で大ゴケするわでいつもついてなかった。 そんなやつに友達ができる訳もなく小中学生時代は過ぎた。いわゆるぼっち、まあ巻き込む相手がいないのは気が楽でいい。それでいいと思ってた。 高校に入っても不幸体質は変わらなかったけど思わぬ出会いがあった。 不幸による怪我が多いため、よく保健室にお世話になった。そこで保健委員の子と仲良くなった。君にだけはちゃんと腹を割って話をしていたし、君だけは僕が不幸体質って言っても、笑わず真剣に向き合ってくれた。そんな君に僕は初めて恋をしたんだ。 でもやっぱり不幸体質は僕を許さなかった。ある時言われたんだ。恋人ができたって。嬉しそうだった、僕もおめでとうって言ったんだ。僕じゃ君を幸せに出来ないとは思って自分の気持ちを押し殺した。君と友達でもいい、隣にいたいから。 そんなある時、君がデートがあるんだけど服に自信が無いから買い物に付き合って欲しいと言われた。迷うこともなく二つ返事で了承した。すこしでも君が幸せになるお手伝いが出来たら僕は幸せだって思えたから。 何とか君が満足できる買い物をした帰り道。デートが楽しみだって君は笑ってたね。でも、君は刺されて死んだ。突然ナイフを持った男に襲われた僕を庇った。皮肉にもその男は君の恋人だったみたいだ。僕と二人でいたのを浮気だと思ったんだろうか。君を間違って刺してしまってブツブツなんか言っていたよ。どうでもよかったけど。そんなことより僕は君がかばってくれたことが何よりも嬉しかった。庇ってくれるほど僕のことを大切にしてくれてたってことだよね？そのときは君の恋人よりも自分の命よりも僕のことを想ってくれてたんだよね？やっぱり運命の出会いだったんだ。片想いなんかじゃなかった！！僕の不幸のおかげで僕は、この時君と両思いになれたんだ。君の死を嘆いているやつを横目に僕は初めて自分の不幸に感謝した。幸せだったよ…。興奮が止まらなくて、君から溢れる温かい血液という名の愛を浴びて上がる息を隠すのが大変だった。笑みを隠すのがあれほど難しいとは知らなかったんだ。そして、あれ以上の幸せを僕はまだ見つけられない。 そこから僕は不幸を求めるようになった。でも、不幸体質って言うのは天邪鬼みたいで、僕が求めるようになってからぴたりと止んだんだ。それも1種の不幸なのかもね。君の死から数年経って、元々不幸体質だったのがあったから勉強ばかりしてたから頭は悪くなかった。君が死んだあのことが忘れられなくて「死」にも僕は魅了されていたのかもしれない。だから一番「死」に近いであろう医者を目指した。 医大に通って3年たったくらい、そのときにもう一回出会いがあったよ。 大学行った帰りに、フラフラしてる人を見かけた。足元を見れば血がぽたぽたしてたからさすがに大丈夫ですかって近づいたらその人が元マフィアだった。そのまま裏社会に引きずり込まれそうになった。裏社会って不幸が溢れてそうだなって思ってそのまま流されてみた。そっちの方が僕はきっと不幸になるし死とも距離が近くなると思った。そしたら、なんだかんだマフィアの人が面倒見てくれて、元々医大通ってたのもあり、気がついたらそっち系専門のお医者さんになってたんだよね。あはは。 でも、それ以降大きな不幸に見舞われたこともなければ特段何も無かった。不幸が恋しい…。 不幸を求めていたらふと、不幸を売っている店があるという話を聞いた。それは行くしかない。僕だけの幸せを、愛をくれる不幸をぜひ買わせてくれよ。あれ以上の不幸を……僕にとって至高の興奮を………！

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