タグ： 日日是クトゥルフ(秘匿)

あなたたちは学生だ。 私立神咲高校の生徒であり、 少し不思議な部活に所属している。 そんなある日、奇妙な事件が起こった。 同学年の生徒である少女が死体で発見されたのだ。 あなたたちは、これの解決をすることになる。 オカルト研究部こと、OK部所属 花崎ネロ(かさき　ねろ) 見目の整った気さくな男子。 趣味は園芸。植物に関心がある。その中でも特別、ネロの関心は植物の「根」に置かれていた。 美しい花を咲かせるには、同じくらい根が重要になってくる。どんなに美しい花にも根がある。 物事もそうだ。原因があり結果があるように、どんな事件にも根っこがある。 その因果関係を探るのに興味があり、謎があればその根まで手繰り観測しようとする。 「和名なら”根露“がいいな」 過去の記憶を持たないない、根がない自分は歪に感じた。自分の根はどこにあるのか知りたいと思っている。 その反動からか、美醜に脅迫的なまでに関心がある。物事を「正しいか」ではなく「美しいか」で見がち。 人当たりがいい…花の根っこをプレゼントされても喜ぶ人などいないように、言動の根である思想など無くてはならないが、突き詰めてしまえば他人には必要とはされていない。突き詰めれば不要なのだ。美しい花さえあれば人は喜ぶものである。自分は大変美しく感じているが、求められない限りは差し出さなくていい、程度に思っている。 自分の見目の良い顔とあたりさわりの良い言葉があればいいと思っているので興味のない物事をニコ、と笑ってやり過ごそうとしがち。誤魔化そうとしがち。口先は本当に当たり障りのいいことを言うし、否定的なことや印象の悪いことはできれば言いたくない。言う時は余程覚悟を持っている時である。 園芸が趣味のためシャベルを携帯している。護身用であったり、探偵の活動でもなにかと重宝する 以下秘匿 ・HO3 喪失の日々 あなたには過去の記憶がない。 正確にいうと、6年程度前から以前の記憶がないのだ。 ある日を境に、あなたの記憶は酷く曖昧になっている。 その日は雨が降っていたような気がするが、なにがあったのかは酷く曖昧で、思い出せない。 思い出そうとするたびに頭が痛くなるのだ。 そして、HO1の姿に奇妙に見覚えがあるような気がする。 また、あなたは非常に人当たりがよく話が上手い。 故に、奇妙な話がよく舞い込んでくる。 あなたは、少し体が弱い。 あなたはAPPに+1、CONに-1される。 ・準推奨技能 オカルト また、<オカルト>の値にAPP×3の値を追加して良い。 事前情報：「在りし日の雨の記憶」 あなたが唯一覚えているものである。 雨の日、あなたは傘を取り落として呆然としていた。 なぜかはわからない。雨の中、何をしにいったのかも覚えていない。 呆然とするあなたに、白魚のような手が伸ばされる。 「あなた、綺麗ね。将来が楽しみだわ」 そういった声が、女性のものであったことは覚えている。 ただ断片的に、その時の記憶だけを覚えている。 あなたは思い出す。その瞬間のことを。 6年前のその日は雨が降っていて、あなたは「姉」を迎えにいったのだった。 そして、血だまりに伏す彼女の姿を見たのだ。 目の前にはナイフを持った鏑木可憐。そして、彼女はあなたに襲い掛かってきた。 その瞬間だった。あなたのことを誰かが抱きしめ、目を塞いだ。 ――篠宮茉莉の姿だった。 魔女のような少女からあなたを守るように立っていたのは、篠宮だった。 そんなあなたの姿を見て、鏑木可憐は楽しそうに笑って刃を収めた。 自分は、姉が殺されたことはおろか、姉の存在すら記憶から消していた。 幼少期から、姉が殺されるまでの記憶が一気に蘇る。 弟想いで優しく、美しい姉だった。 その日は、学校帰りの姉と、一緒に遊びたかった。 ――そうだ。本当は、そうだったんだ。 そんなことを、思い出す。 鏑木可憐と、あなたの過去の因縁。 衝撃的な真実に呆然となることだろう。 →SAN値減少1 2021.09『花骨のオフィリア』生還 2021.09『無開』生還

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