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ごくごく一般の2人の間に生まれた子供。2人の間に幸せに育つはずだった…。だが、彼女は生まれた瞬間から、覚醒はしていたため、その幸せが叶うことはなかった。(常時、帝王の時間が発動している感じで、回りが重たい雰囲気になってる) そして、運悪く、その2人は、たまたまその異常能力が発動する瞬間を垣間見てしまったため、発狂して自殺した。やれ、悪魔の子だとか、私たちはこんなのうみたくなかっただとか散々な事を言われたが、彼女はそれを覚えてはいない。覚えているのはただ、親が両方とも精神的異常で死んだこと。だからこそ、彼女は自分は精神的異常者から生まれた子だと思い込んでいる。そして、もちろん友達と言えるはずの物など、ほとんどいなかった。 その例外が彼女 皆川陽子である。彼女だけは、自分の雰囲気を受け付けないように明るく振舞ってくれた。どんなときも話を聞いてくれたり、話しかけてくれた。当たり前の日常ではあるが、彼女にはそれは大きな支えとなったことだろう。だからこそどんなことになっても彼女に傷つけるやつは許さない。と思っているが、ずっと心の深くに隠している。そして、自分さえもどれが本当の気持ちなのか分からないまま、今回の事件に巻き込まれてしまう。 喪失 親が死んだことは彼女なりに調べたが、詳細が一切わからなかった。(UGNの記憶処理)ほかにその時にいたとされる人々に聞いても、なにも聞けることはなかった。ここまで追いかける彼女だからこそいない物の大切さはよくわかる。そして、その悲鳴や、苦痛を聞くと少し心が収まる気がする。その事を少なからず自分で 自覚 しているので、喪失が衝動になっている。

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