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UGNエージェント。セカンダリ。 高校2年生。1年弱の凍結期間のため休学しており、年齢は18歳。 鵲 茅花の双子の弟。 気が強いわけではないがどこか頑固で、気が弱いわけではないが少し押しに弱い、普通の男子高校生。 特に姉、または年上の女性からの圧には弱い。 けれど、誰であろうと譲れない部分は、絶対に曲げない。譲れない部分は、そう多くはないけれど。 「いやまった、それはダメ。人に迷惑をかけるのはよくない。 　俺が迷惑なだけならともかく、それマジで全然知らん人の迷惑だから」 【固定ロイス：鵲 茅花】 姉。カウンター。 はた迷惑な性格だとは思っているが、迷惑な存在だとは思っていない。 寧ろ、その在り方に、いくばくかの尊敬と、そのやり方に、少しばかりの感謝を、している。 どうあれこうして日常に戻ってこれたのは彼女のお陰。経緯はともかく、結果は有難く受け止めている。 呼称：茅花、あるいは姉 「どーしていっつもそーいうコトするかな姉は……頼むから、もう少し、落ち着いて考えてから―― 　いや考えてないワケじゃないんだよな茅花の場合。うーん……」 【固定ロイス；勅使ヶ原　禊（てしがわら・みそぎ）】 数年前にアトアの接種によりプライマリとなった際、エフェクト適性の高さからスカウトされた。 所属した支部で、指導役となったのが3つ年上の先輩、勅使ヶ原　禊だった。 彼女はチルドレン出身の優秀な戦闘員で、プライドが高く、自他ともに厳しいが、面倒見のよい、よき先輩だった。 姉とは違うタイプながら似た所もあり、長年の経験で扱いを心得ていた伊吹は、無事彼女に気に入られ、彼もまた、彼女を尊敬し、憧れていた。 呼称：禊先輩 【ジャーム化の経緯】 ある日、禊とともに、アトア接種反対派のテロに巻き込まれる。 その際、テロリストに混ざっていたFHエージェントの攻撃から、禊が伊吹を庇い負傷し、戦闘不能となる。 応援がくるまでの間、伊吹は彼女を守り戦い続け、戦って、戦って戦って、いつしか衝動に呑まれた。 殺戮の衝動に呑まれ暴走し続け、目覚めて声をかけた禊にすら、その殺意を向けかけたとき、応援に駆け付けたエージェントによって、事なきを得た。 しかしその時には、限界を超えた戦闘により、彼はジャームとなっていた。 その時の負傷が元で、禊は戦闘員としては引退している。 日常に戻れる程度には回復した禊とはセカンダリとして目覚めた直後に1度会ったきり、なんとなく、会うのを避けている。 連絡は頻繁にくるものの、なにかと理由をつけて、面と向かってあっていない。 会わせる顔がない、とまでは思っていないが、彼は覚えているのだ。 あの日、あの時、間違いなく、自分が、彼女を殺そうとしたことを。 【戦闘スタイル】 かつては血と爪を操り舞い踊るように戦う華麗な戦闘スタイル、だった。 今も基本は変わっていないが、そこにかつての華麗さはない。 具体的に何が変わったか、指摘できる者は、今は周りにはいない。 けれど、確実に、なにかが異なる。 もし禊が、今の彼の戦いを見ればその違いを指摘できるかもしれない。 「キミは、敵を殺すために戦うように、なったのね」と。

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