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元某国の少年兵。 元々は孤児だったが、人員確保のために組織が大規模な拉致を行ったため、自分では元の出身国や本名も知らない。 物心つく頃から戦闘兵になるための訓練を受けており、敵を殺した人数によってその日の夕飯の量やランクが変わったため、殺すこと＝生きることであり、自分の価値は人を殺すことこそにあると考えている。 兵士時代の名前は「マーリン」。卓越した戦闘技能の中でも素早さが抜きんでていたため、海の最速動物カジキマグロからとって「マーリン」と呼ばれていた。 紛争地域で地雷を踏み、瀕死の怪我を負った際、組織の人間によって海へ落とされたが、自力で陸まで泳ぎ生き延びる。 そこから貨物船に潜り込み、日本へ流れ着いた。 火薬の匂いのしない土地に降り立つのは(少なくとも物心ついてからは)初めてだったため、多大なカルチャーショックを受ける。 が、潜り込んできた貨物船にたまたま密輸入の武器が載っていたため、その関係で日本の裏社会との繋がりを作り、宗太郎に出会うまでは細々と「仕事」をもらって暮らしていた。 日本語は横浜の中華街で「中華鍋」を売っている男に習ったため、日本語を読むことも話すことも聞くこともできるが、そもそも字を書くということを人生でほとんどしたことがなかったため、書くことは苦手。 そのため、遺書に対してはあまり興味がないが、遺書を書くターゲットや、遺書にこだわる宗太郎のことは興味深く思っている。 日本に来てからは拍子抜けばかりしているが、日本の食べ物(特に和菓子)が気に入っている。 名前は、ないと微妙に困るため自分でつけた。 Eric...愚か者(英俗) Ocean...海を泳いで生き延びたから。あと目が青いから。 Halevi...初めて殺した男の苗字 兵士時代のドッグタグを未だに首に下げている。

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