タグ： あなたの心の最寄り駅 南瓜行進曲

シカゴ市警の警官として日々事件現場を駆け回っている、勝ち気だが涙もろい大柄な青年。階級は刑事巡査(Assigned Detective)。 祖父母はアイルランドの凄絶な大飢饉(いわゆる"ジャガイモ飢饉")の際にシカゴへ逃げ延びた移民であり、アイリッシュの血を色濃く受け継いだタデウスもまた燃えるような赤毛と鮮やかな緑の瞳が印象的である。 アイリッシュ同士の団結力が強いシカゴで生まれ育ったため比較的差別の穏やかな環境で過ごしてきた彼ではあるものの、人生の転機において移民の運命から逃れることはできなかった。つまり、ハイスクール卒業後は消防士や警察官といった危険な就職口しか開かれてはいなかったのだ。 そうして少ない選択肢から警察官の道を選んだわけだが、もとより正義感が強く情に厚いタデウスは適性も天稟も充分であり、今となっては自分の仕事を心から楽しみ、誇りにもしている。 新任の頃に銃撃戦へ巻き込まれて右足首を負傷しアキレス腱を切ったため、後遺症で走るスピードが遅い。 動きこそ鈍重ではあってもいち警察官として鍛え上げてきた戦闘能力は非常に強く、心得のない相手であれば武器なしで容易く制圧できるだけの腕っ節は健在。 幼い頃よりアイリッシュダンス(ケルティックステップダンス)とフィドルを趣味としていたが、前述の負傷により踊れなくなってしまった。その分フィドルの練習にかける時間が増え、演奏の腕は格段に上がったようである。 日常生活はややアイリッシュ訛りの強い英語を話して過ごしているが、同胞の前では西ゲール語寄りのケルト語を喋ることがあるかもしれない。 フルネームはタデウス・パトリック・マクガフィン(Thaddeus Patrick McGuffin)。 母方の祖父がタダイの聖ユダとアイルランドの守護聖人である聖パトリックにちなんで名付けた名であり、「誰に見向きされずとも、いつかその恩が忘れ去られるとしても、正しい心をもって絶望の淵にある者を守りなさい。自分と違った者たちにも躊躇なく手を差し伸べられる人となりなさい」という祈りが込められている。 特徴表2-8【芸術的才能】 〈芸術:フィドル〉の演奏技術にINT×3を加えている。 職業表【刑事】準拠。 制服を着ているか、警察手帳を提示すれば〈信用〉と〈説得〉に+20%のボーナス。ただし、何らかの理由で警察に敵意を抱いている者に対してはその限りではない。

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