タグ： 日日是クトゥルフ(秘匿)

一人称:本職　 二人称:貴殿　貴女　(役職)殿　呼べと言われた言い方 Ghislain【ジスラン】：誓い、誓約、人質 体格:腕が長く、上半身の筋肉が非常に発達している。足腰は上半身に対しヒョロリとしている、やや不気味でアンバランスな体型。 顔色ひとつ変えず処刑を行う血も涙もない冷徹な処刑人と周囲からは称される。 厭世的で皮肉めいた言動が多い。 ジスランという名前はオデットに貰った。 彼らに全てを与えられた14の時まで名前を呼ばれる事はなかった。炉端に産み捨てられ温かな感情のひとつも知らない孤児をわざわざ名前で呼ぶ者などいなかったから。 引き取られてからは、作法から始まり、歴史、フランスに伝わる童話、花の名前に至るまで、教養と呼べる物の殆どは彼女とその父に教わった。ローゼンハイム家の元で世話になっていた時は孤児として「ジスラン=ローゼンハイム」と名乗ればいいと言われた。温かかった。何者でもなかった自分を人間にしてくれたのは恩人達だった。 「娘を助けてほしい、頼む」という恩人の言葉は、誓いのように脳裏に焼きついた。 教会の騎士に捕まりはじめての処刑を行った時、筋力が足りなかったのか、迷いが剣に伝わったのか。恩人の首を落としきれなかった。 自身の力が足りなかったために恩人が苦しみを味わったのだと、殺しの知識もないのに直感的にわかった。 命を刈り取るならば、せめて少しでも苦しみが少ないようにと必死で医学や斬首の方法を学んだ。栄養に恵まれなかった体を鍛えるべく毎日毎日取り憑かれたように剣を振るった。 恩人を手にかけた自分は人格者であった恩人らのローゼンハイムという姓を名乗る資格はないと思っている。 「本職のことは、『処刑人』とお呼びください。それで事足りるでしょう」 高貴な存在でありながら少々お転婆で屈託の無い彼女を眩しく感じていた。生まれも、性格も、偏見を持たない部分も全てが自分の正反対にように見え、眩しかった。敬愛していた。彼女がいるのならこの世界は生きるに値する光あるものに思えた。 > HO4　処刑人 今日も罪人の首をはねその命を刈ることだろう。 街では何やら物騒な出来事が多いが、関係ない。国が選んだ罪人の首を今日もはねるだけだ。 > HO4　命を狩り取る者 処刑人である貴方には忘れられない約束がある。 貴方は昔孤児であった、路頭に迷い苦しんでいるときに一人の少女に助けられた。 少女は家へあなたを連れていき少女の家族に介抱され貴方は一命をとりとめた。 「行くところがなければここにいるといい」と少女は言い家でお世話になることにした。 しばらくは幸せな気持ちで過ごしていたある日、恩人の家に教会の騎士が押し入り謂れのない罪を告げ次々に家のものを殺害し、貴方と少女は森へ逃げた。 森でしばらく暮していたが見つかってしまい少女は逃げる途中、自分を逃がすためつかまり行方は知れず。また自分も後から捕まった。 生きるか死ぬかの選択を強いられ、そして生きる道を選んだ自分は『処刑人』の役割を言い渡される。最初の死刑執行の対象は―――貴方の恩人の家主であった。 こうして、謂れのない罪によって恩人は処刑された。 ――――いや、自分が、殺した。恩人の首をこの手ではねたのだ。 処刑の瞬間に恩人は「娘を助けてほしい、頼む」と最後に貴方にだけ聞こえるようにそう告げて、貴方は恩人の首をはねた。 罪のない恩人は裁かれ、恩人を殺した自分は称賛される。 間違っているのはこの国と民衆なのではないだろうか？あなたは疑問を抱えている。 `『恩人を探し出し救出する』『恩人の無実を証明する』` それがあなたの目的だ。 あなたにはHOの恩恵が与えられる 刃物を扱う武器技能の初期値を50 ＜医学＞に+30補正 ＜目星＞に成功することで相手の急所を見抜ける、与えるダメージを固定で+2 ***処刑人として罪人の命を奪ってきた自分に何かできることはあるのだろうか？ 叶うなら、この血で汚れた手でも誰かを救うことができますように。*** **少女** 名前をオデット・ローゼンハイムという。 美しい金髪に透き通った蒼眼をもつ、見目麗しい少女で、貴方は彼女の遊び相手として遊んでいたりもした。 事件が起こるまでは毎日楽しく一緒に過ごしていたことだろう。 **貴方が処刑した恩人** 名前をニコラ・ローゼンハイムという。 人格者でありみんなにやさしく、慕われていた。領主、と呼ばれていた覚えがある。 貴方が仕事で最初に首をはねた人。 2022.2.18 -新生-ジャンヌの猟犬　エンド1 忠誠を誓った恩人の意志を継ぎ、王の配下で生涯を捧げる。 故郷を燃やした張本人を排除しない次期王の寛大さに半ば呆れつつも心から忠誠を誓う。否定されようと側にいるつもりだった。 騎士殿は旅に出ると聞いた。心の底から良いことだと思う。定期的に、彼が立てた墓の掃除に行く。置いてある棍棒に動揺しながら(置いた主はわかっているので)売り捌きその金でパンを買う。その墓に眠る故人がしていたようにそのパンを孤児に分け与える。彼の全てを知ることはついぞ無かったが、その側面もジスランにとっての司祭殿であったから。 間一髪退けた王の側近が次にいつ報復に来ようとそれは致し方ない復讐であるし、次も全力で迎え撃つ所存である。 容易く死んでは相手にも悪いし、犯した罪は死ぬ迄背負っていくつもりである。理由はあれど罪は罪。断罪以外に濯ぐ術はない。死んで楽になろうとなどしない。ただ、生きて、これからも己の罪と夜道に怯え生きていくつもりだ。 花冠を作ることはない。もう渡したい相手はいないのだから。 「貴女は、幸せになってほしいと願いましたがな。私が倖へと辿り着くのは、貴方様の元へ辿り着くにはもうしばし時間がかかりそうですぞ。オデットお嬢様。」

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