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一人称:私 二人称:あなた、きみ 敬語 他PCは苗字+先生呼び 感嘆詞を多用 「蒼依先生って何考えてるの」 常に底の見えない微笑みを浮かべている。 大袈裟な言動の割に表情があまり動かないので、何考えてるか分からないとよく言われる。目が笑ってない率が高い。 口が上手い上に煽り耐性がめちゃくちゃ高い。軟弱。 美術の作品、特に絵画は教師じゃなくて普通にその道の専門家に進むべきだったのでは？というような腕前。しかし自らの作品を披露する機会はあまり無いため、知っている人は少ない。美術部員からは裏で神と呼ばれている。 指導は熱心、という訳ではないが上手い下手関係無く親身に接する。ただやる気が無い生徒に関しては無理してやらせようという気はあまりなく、義務教育なので最低限のことは言うが、成績あげたいから頑張ってというような気持ちは無い。 人によって対応を殆ど変えないタイプ。 職員室のデスクや美術準備室には赤い雑貨がたくさんある。 いつも紅茶の香りを漂わせている。稀にコーヒーの香りがする。無駄に凝ったお菓子を作るのが好きで、よく先生方に差し入れしている。最近は飴細工にハマってる。 謎にクオリティの高い手作り菓子をお返しにもらえるということで、バレンタインにはまあまあな量もらう。 「美術を担当します、蒼依です。皆さん、楽しみましょうね」 「ああ、そこはこうすると、綺麗に見えますよ。きみは熱心ですねぇ。教え甲斐があるというものです」 赤いものを集める、紅茶やコーヒーのオリジナルブレンドを作る、パティシエ紛いのことをする、防音室でレコードをかけながら作品を製作する、あたりが趣味である。 赤い雑貨を集める割に、赤を身に付けることがない点がやや不審。 お菓子作りは幼い頃から好きだった。 髪に隠れている右目は光の加減しかわからなくなっている。髪も昔は黒髪だったが、色素が抜けてしまった。 プライベートでは杖を使用する。入院、通院してたときの癖であり、別に足が悪い訳ではない。ただ長年使っていたため、あった方が歩きやすくなってしまった。 身体が弱いことはちょっと気にしている。生まれつきなのでどうしようもなく、高望みはしないが、HO2先生を見ると内心おぉ…と思っている。 自分は秀才だ、天才肌ではない、と思っている。 実際には多分に美術の才能というものが備わっているが、本人は積み重ね、努力の結晶だと思っており、鼻にかけることはない。ただ好きで続けていたら技術が身に付いただけ、という感覚。 常時演技しているようなものであり、本心をさらけ出せなくなっている。それは両親が離婚してからで、段々自分が分からなくなっている自覚もある。初めは周囲の人間に心配をかけないように、という理由だったが本心を隠すことについても思いもよらない才能があったのだろう。偽ることに労力がかからなくなった。偽る、というより仮面を被り続けている感覚である。 たった一人の妹は、生まれたときから今まで、ずっと大切に思っていた。簡単に言うと本当はシスコンである。 入院中の楽しみは絵を描くことと、妹が見舞いに来てくれることだった。歳の離れた妹は、それはもう可愛くて、何でもしてあげたいと思っていた。 しかし両親は、自分が退院してから間もなく離婚してしまった。妹は母が連れ、自分は父に連れられて、離ればなれになってしまった。 両親は何故か互いの情報を一切把握しておらず、妹に会いに行くことはできなかった。本当のところは知らないが、自分が原因で家族の平和が壊れてしまったのだろう、と仮面を被るようになった。 高校3年生の冬、推薦で進学先が決まり、趣味に没頭していた頃。やや降り積もった雪の中、酔っ払っていたらしい父親が外階段から転落して死んでいた。真っ白な雪に鮮血の赤が広がる様を、綺麗だなと思ったことだけ覚えている。 アイオライト 「ああ、赤って、とっても綺麗ですよねぇ？」

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