タグ： クトゥルフ 帝都花追心中

帝都に住んでいる温厚なおじさん。散歩と会話、読書、それと将棋が趣味である。右目に眼帯をしている。目を悪くしてしまったが、折角だからファッションとしてつけてみたと本人は笑っている。季節を感じながら道を歩くこと、そして出会った人と何でもない話をすることが趣味である。ただし足が悪いため、散歩の速度はゆっくりである。また、街中で気になった本はすぐに買い、昔の本から最新の本まで、怪奇小説から思想書まで幅広く読んでいる。また将棋が趣味であり、かなり強いと評判である。人の頼みは滅多に断らず、人の話を聞き、助言をしたり深く共感したりする。また、人助けを厭わず、大小関わらず人の困りごとには手を貸す。牛鍋やビフテキなど、西洋から入ってきた人気料理は彼も好きである。とにかく肉が好きで、肉を美味しく頂いていることが多い。米も好き。 その実際は、彼はかの特別高等警察において警視であり、警察部の課長を勤めている。特高の中でも一部の上位の人間である。散歩をして、出会う人と会話するのは、反政府思想を持っている者や、その者を知っている者を発見するため。読書は、反政府思想を持っている本、勧めている本を見つけるため。人に優しくするのは、自らの身分がばれないように好感を持ってもらうためであり、また好感を持っている人からは様々な話を聞き出しやすいからである。足は以前にアナーキストたちを一網打尽にする頂上作戦の際に、左足の膝をライフルで打ち抜かれ、足を悪くした。目は、それとは別件で反政府思想を持ったテロリスト集団を武力制圧する際に、そのうちの一人に抵抗されナイフで右目を切りつけられた。眼球ごと右目を負傷し、眼球を摘出したため、眼帯をしている。 彼は骨の髄まで特高であり、御国のために自らを捧げている。ただ、悪人ではなく心から国を愛し、自らの仕事を全うしているため、御国に仇なさない善良な市民に対しては優しいし、人助けも喜んで行う。

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