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▼セッション済みシナリオ 「初恋性ストックホルム症候群」、「拝啓、花棺の君へ。」、「純愛性リマ症候群」 ----------------------*＊ 「初恋なんだ、……初恋だったんだ」 ▼人物 総合病院勤務の理学療法士。男。 一人称は｢俺｣、二人称は「あなた」、｢苗字＋さん｣。 パートナーについては『真理（まり）』と呼んでいる。 落ち着いた声音をした青年。高校卒業後、四年制の大学に通い、理学療法士の国家試験にストレート合格。 成績は非常に優秀で、読書が趣味。また、ボディメカニクスなどの知識が豊富。身体機能を効果的に回復させるためのリハビリテーション術に長ける。 身体構造への理解が高じて、自らボルダリングに手を出している。また、トレッキングやトレイルランなど、山野を拠点とした活動にも興味がある。が、体力がそこまで無いため、趣味程度に留めている。 誕生日は7月31日、獅子座、O型。（ダイス決定） ▼クトゥルフ神話2015特徴表 1-3「素早い」：柔軟さと軽快さを併せ持っている。DEX+1。 【以下「初恋性ストックホルム症候群」に関するKPC情報有】 24歳の頃、パートナーの真理と出会う。翻訳作家としての活動が軌道に乗り始めた彼女の翻訳作品に触れたのがきっかけ。 もともと勉強が好きで、ノンジャンルで読書をする性質だったため、真理の手掛ける翻訳に興味を抱く。 海外文学でありながら違和感なく読ませる、翻訳されたことばの豊かさにのめり込み、柄にもなくファンレターなどを編集部に送ってしまう。 「学業に打ち込む方が面白い」と最低限の人付き合いで済ませてきた彼の、それが、顔も見ぬ初恋だった。 その後、書店の催事などで直に話す機会を得て、真理の人となりを知っていった。 穏やかながらユーモアを忘れない話し方、家柄に奪われない知識欲、決めたことをやり遂げる芯の強さ。彼女が見せる新たな一面にどうしようもなく惹かれた。 慣れない「女性との会話」も、真理とする話なら途切れさせたくなくて、新たな翻訳作には必ず感想を送り、彼女の好きなものの話を出来るように必死だった。 良家の子女である真理に、許嫁の話が来ていることに焦りを抱くこともあった。 けれど、努力が実を結び、交際に至った日の喜びを。何気ない日常を幸せそうに過ごすパートナーの表情を。婚約指輪を贈った日のことを。 貫井は、ずっと覚えている。 好きなものがあるなら見せてやりたい、叶うなら彼女に喜んで貰いたい。 彼女の心に翳りが差すなら傍にいたい、叶うなら寄り添って影を背負いたい。 自分の時間を彼女のために使いたい、叶うならこれから先もずっと永遠に。 なあ。 真理の笑顔を見ることが、俺の一番の幸福だったんだ。 だから、……だから。 もう、これ以上、――俺以外の誰にも、奪われないでくれ。 ------------------------*＊ 貫：つらぬく。やりとおす。決めたことを必ず成し遂げる。 井：きちんと区切ったさま。流水を汲み取るところ。想いを酌む在り方。 慈：挙式における誓いの言葉「汝病める時も、健やかなる時も、富める時も、貧しき時も、夫／妻として愛し、敬い、慈しむ事を誓いますか」より。「いつくしむ」ことを「ちか」う意志。 ▼イメージソング 須田景凪「パレイドリア」

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