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（いとより　つむぎ） 職業技能：写真術、図書館、言いくるめ、説得、その他言語（英語）、心理学、歴史 その他技能：回避、こぶし、鍵開け、目星 島祭りを取材しに来た、旅行雑誌の記者。 無愛想でクールな印象を受けるが、真顔でボケたりするあたりマイペースなだけ。 基本的に人には優しい。愛想はないが。 自身が養子だということは、小学校6年生の頃に両親が話しているところに偶然通りかかって聞いてしまった。 そのあと直接両親に確認して事実を知った。 事故によって子供を授かることができなくなってしまった母にとって、自身は贈り物のような存在だったという。 自分たちと縁を繋いでくれたことの感謝から「紬」と名付けられたのだと教えてもらった。 3歳前後の頃児童養護施設に預けられており、誰が施設に預けたのかは不明。 施設の玄関前に毛布に包まれた状態で置き去りにされていたようで、施設に問い合わせても何も分からなかった。 名前は養父母につけられたものであるため、本名ではない。 本当の名前は「真崎望海」（まさきのぞみ） ▽八肢島の信仰について 『巨大な蜘蛛』 オカルト板の情報を得られるが、「歯が何百本もある」と言っている人から「人間のような顔をしている」と言っている 人まで。証言はばらばらであり実に信憑性がない。また、書き込みは全て匿名である。 『金糸記』 ある小さな蜘蛛は、こっそりと巣を作るのが下手であった。どこへ行っても張った巣は箒で払われてしまい餌にありつくことも出来ずにいたが、ある男だけは屋根裏に住み着いたその蜘蛛を気に入って自由に巣を張らせていたという。 ぶくぶくと成長した蜘蛛は家中に巣を張り巡らせ男の家は糸だらけとなったが、早くに妻を亡くしていた男は家族のように蜘蛛を受け入れていた。 男が両手を広げても包めぬほどにその蜘蛛が大きくなっても、だ。島の者たちは当然これを気味悪がった。 しかし、ある日のこと。島を嵐が襲い高波が島の全てを洗い流そうとしたとき、熊ほどの大きさとなったその蜘蛛は素早い動きで小山の頂上までゆくと金色の糸で絡めとり、男を荒波から救い上げた。これを見て今までの仕打ちを島の者たちが心から詫びると、蜘蛛は島中に網を張り巡らせ、嵐から島を守ったのである。 ▽八肢島について 八肢島には公式ホームページがなく、日本全国の島を簡単にまとめているウェブサイトに、以下のような情報が載っているだけである。 ・ 八肢島への本土からの直行便はなく、八丈島経由となる。八丈島から船で約 3 時間。 ・ アクセスが悪く、観光客などは滅多に訪れない。 ・ 自給自足で生活している。 ・ 人口約 170 名、面積約 6平方キロメートル。 また、島唯一の民宿の電話番号が記載されている。 ▽八肢島の歴史について 島の成り立ちや歴史などは不明瞭な点も多いが、これといって印象的なものはない。ただ、以前（82年前より以前）は本土とも交流があり、栄えていたことがわかるだろう。 ▽八肢島の人口 八肢島について唯一最近でも更新されているものといえば、統計局の人口推移だ。これに関してはここ 82 年間もしっかりと記録が残されており、82 年前に人口が大幅に減少していることがわかる。また、その年より現在に至るまで、島民数は右肩下がりである。 ▽島祭りについて 毎年 8 月 30 日に祭りが開かれているらしい、という情報以上のものは出てこない。この情報は SNS から得られるものであり、その書き込みを行っている 者が恐らく『ホーク急便』という宅配業者の社員であることは調べることが出来るだろう。しかし偽名であるため、連絡をとることは不可能だ。 ▽天気 8 月 30 日：晴れ 8 月 31 日：曇りのち雨 （15 時頃から嵐になると予想されている） 9 月 1 日：晴れ 本土も同様の空模様だ。 HO2：ジャーナリスト あなたは養子である。本当の両親のことは何一つ覚えていない。養家で育てられ、オカルト雑誌の記者となったあなただが、ある時、こんな噂話を目にすることとなる。 八肢島には巨大な蜘蛛が生息しており、島の住民らはそれを信仰しているのだ、と。 信憑性のない話であるにも関わらず、なぜだか、八肢島という響きには強く惹かれてしまう。そこであなたは、オカルト記者として噂の真相を調査すると共に、この、懐かしさともいえる気持ちの正体を探るべく、八肢島行きの船に乗ることになったのだ。 つまるところ、旅行雑誌の記者として島祭りの取材に来たというのは方便だ。 あなたの目的は『噂に関して調査する』こと、そして『懐かしさの正体を知る』ことである。 職業：ジャーナリスト 年齢：18～35歳 性別：不問 推奨技能：≪鍵開け≫、≪目星≫ など（準推奨：≪戦闘技能≫） 技能ポイントとは別に、≪写真術≫に+50%、≪目星≫に+15%される。また、STR は 15で固定となる。 出発は8月30日10時、到着は13時。船は一日に一本しか来ないため、あなたは島唯一の民宿に泊まる予定がある。チェックインは15時からだ。 参加シナリオ 「火点し頃の蜘蛛踊り」

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