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幼い頃両親と死別し親戚に引き取られる。 養父は金持ちの医師。優秀な成績を残した時だけ褒めてくれる養父のため必死で勉強した。養母にはあまり良く思われていないようだった。 その家には体の弱い義姉がいて、父の希望とは関係なく人を助ける医師に憧れていたが体も弱くあまり優秀ではなかった。 義姉だけは緋唯蕗に優しく接してくれ、緋唯蕗は憧れを抱くようになった。義姉が理想とする医師にも進んでなりたいと思った。 15歳になる頃、姉の体の調子がより一層悪くなり家にこもりがちになった。心配して部屋に行くとよくどこか無理したような笑顔をみせてくれた。母からの当たりはより厳しく、父からの期待はより重くなった。 姉への心配と会ってもどうにも昔のように喋れない複雑な気持ちから逃避するため次第に姉の部屋から遠のきよく外を出歩くようになった。その時に愛と出会った。 17歳の時姉が死んだ。家族への愛を語ったお手本のような遺書が遺されていた。緋唯蕗にも「愛している」と言葉を遺してくれ、親愛だとしても嬉しく悲しかった。 18歳の時気の狂った養母が家に火を付けた。 たまたま1人助かった緋唯蕗は家族の遺品の中から養母の遺書と義姉の日記を見つけた。養母の遺書には、養父が出来の悪い義姉の保険に緋唯蕗を引き取ったこと、そんな養父と養父が連れてきた緋唯蕗への恨み言が書かれていた。「こんな間違った家は全て無くなってしまえばいい」と書かれていた。 義姉の日記はほとんど焼けていて、唯一最後のページが残っていた。そこには、もっと父親に愛されたかったこと、両親に仲良くして欲しかったこと、医師になりたかったことばかりが綴られていた。緋唯蕗の事は何も書かれていなかった。これが義姉の本当の遺書だったのかもしれないと思った。 姉にとって自分は妬ましい存在だったのか、それとも人生の最後にも出てこないような些細な存在だったのか。結局の所、唯一本当に自分を愛してくれていると思っていた義姉の事も分からず自分の存在意義も見いだせなかった。姉の真意はどちらの遺書だったのか、本当は死ぬ間際に何を思ったのかが知りたくて、他人の死と遺書を見るため遺書屋をしている。 昔は人あたりがよく誰でも積極的に助けるし公平に接するタイプ。好奇心旺盛、いつも笑顔。 ただ他人から愛されたいと思ってそうしてきた節があるのでどこまでが本当でどこまでが演技かは自分でもよく分からない。良い子って感じ。 今は自分勝手で自暴自棄。昔の自分をなぞって笑顔だけ貼り付けている。よく笑い何事も楽しむが実際は何事も楽しくない。1人の時とか愛には無愛想。 環境により医師を目指していたが本当は物語を読んだり文章を書いたりするのが好き。 第一回目の殺人は医大の研修中に患者を殺した。その後様子がおかしい事が愛に知られる。 火事からおかしくなってるし実家があった地域も離れて連絡も取ってないので元々居た友人は愛以外離れた。愛には昔親切にしたから慕われているのだろうと思っているがそんな事でこんな奴の隣にいて馬鹿だなと思っている。愛も孤独なことを多少なりとも知っているため自分から離れないはずだと思っている。何も分かってない可哀想な奴。ただ愛も居なくなったら本当に孤独なので手放せない。 死ぬ人間は遺書を残すべき、遺書は真実であるべきという信条を掲げている。もしかしたら死別した両親も遺書を残してくれていたら自分が愛されていたと分かったかもしれないのにって感じ。 6ヶ月強迫観念に取り憑かれる。「愛がどっかいっちゃうかも」一人称俺 帽子の男の遺書 「奈々へ。 こんな父親ですまない。 せっかく母さんの元に行けた君を、 神の力を借りてこちらに戻そうとした僕に罰が下った。でもあの本に書いてあることに頼るしかなかった。 君を化け物にしたかったわけではないんだ。 本当に、すまない。 僕もここまで堕ちてしまった。君に今度こそ光と明日がありますように。」 愛のキャラシ　https://iachara.com/char/2094559/view

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