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PC1用ハンドアウト シナリオロイス　“マスターシャドウ” スティーブ　P 執着／N 敵愾心 カヴァー／ワークス　高校生／セカンダリA～D 指定Dロイス：変性:臨機剛健 30年前、キミは高校生として日常を送っていた。だがある日、スティーブという青年に出会った。彼は、キミが幼少の頃に受けた実験で、その身に最強の対抗種を宿している事を伝えた。理解もできず、全く見に覚えも無い話だったが、彼と出会ったことで覚醒することになる。そして彼は、キミへの復讐を宣言した。UGNエージェントとなったキミとスティーブとの戦いは苛烈を極め、最終的にキミが勝利を手にする。だが自らの対抗主に蝕まれ、キミもジャーム化することになった。 時を戻して現在、日本にてFHマスターエージェントの活動が報告された。その姿は青年スティーブそのものであった。諜報に向かったUGNエージェントは消息不明。打つ手がないUGNは遂にキミを目覚めさせた。そしてキミのレネゲイドもまた、歩みを始めた。 ◆公開情報　PC1の過去　判定不要 　以下は、30年前に判明した情報。UGN側で把握している情報でもある。 　PC1は子供の頃FHに攫われ、中東の紛争地でレネゲイドの研究に利用されていた。プロジェクトアダム・カドモンに対抗したFHの極小一派が、同時期に進めていた研究で、対オーヴァード用兵器の研究開発が目的だった。その為に世界中からレネゲイドに適正がある子供達が集められていた。 　PC1は、ここで偶然完成した対抗種(カウンターレネゲイド)と、奇跡的に適合した被験体である。殺傷力の高いレネゲイドであるが、宿主の負担も尋常ではない為、PC1自身に負担をかけるような実験は適合以降おこなわれてない。むしろ被害を受けたのは他の被験予定であった子供達で、PC1が適合したために用済みとなり、対抗主を試す為に利用された。 　PC1のレネゲイドを投与され、子供達がデータと引き換えに命を落としていく中、唯一生き残った少年がスティーブである。彼のレネゲイドは、対抗種に蝕まれながらもそれを吸収しようとした。当人にとっては多大な苦痛が伴っただろうが、その特殊なレネゲイドによって一命を取り留めた。これはウロボロスと呼ばれるシンドロームによるものだが、当時はまだその存在を認識されていなかった。 　最終的には暴走したスティーブによって研究所は崩壊。プロジェクトアダム・カドモンと同じ運命を辿る。その後UGNによってPC1は救助される。対抗主が何故か休眠していたこともあり、記憶処理を受けて何事も無かったかのように日常に戻った。そして高校生の頃スティーブと再会、オーヴァードに覚醒する事となる。

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